京都の野外彫刻 フィールドワーク1
はじめに
京都市内には歴史人物銅像だけでなく,その他の具象彫刻や抽象彫刻など多くの作品が野外に設置されている。これらは歴史上の偉人を伝える銅像であったり,「パブリックアート」と呼べるものまでさまざまである。
今回のフィールドワークでは,「パブリックアート」作品として設置されたと思われる清水九兵衛氏と流政之氏の作品を訪ねた。以前から両氏の作品が京都市内にいくつか設置されているのは知っていたが,事前の調べから両氏が京都と深く関わっていることが分かった。作家と地域との関係もに興味深いものがあった。また,設置された場所で作品を見るという活動(フィールドワーク)で気づいたことがあった。設置されている環境や空間と作品との関係性だけでなく,地域に住む人々との関係性について面白い発見があった。
フィールドワーク①「清水九兵衛~環境に溶け込む作品~」鑑賞
「朱甲舞」
京都駅の大屋根の下に設置されているため,その大きさが感じにくいが,実際には6mを越す巨大な作品である。公園の遊具やジャングルジム,鉄棒を連想させるような鉄パイプと鋳造アルミとの組み合わせで作られている。鉄パイプが巨人の足のようで,天空の城ラピュタに登場する天空の城を守るロボットを連想させる。
作品の下から見上げると,駅の屋根の鉄鋼構造が見え,作品とこの建築空間との関係がよく理解できた。また,朱色が鳥居を連想させ,京都らしさを感じさせる。
フィールドワーク①「清水九兵衛~環境に溶け込む作品~」
「朱甲舞」
京都駅の大屋根の下に設置されているため,その大きさが感じにくいが,実際には6mを越す巨大な作品である。公園の遊具やジャングルジム,鉄棒を連想させるような鉄パイプと鋳造アルミとの組み合わせで作られている。鉄パイプが巨人の足のようで,天空の城ラピュタに登場する天空の城を守るロボットを連想させる。
作品の下から見上げると,駅の屋根の鉄鋼構造が見え,作品とこの建築空間との関係がよく理解できた。また,朱色が鳥居を連想させ,京都らしさを感じさせる。
設置場所: 京都駅構内大階段付近
(京都市下京区)大きさ:高さ約6m(本体5m95cm,台約20cm,3本のパイプ間約2m)