Salesforce管理者の「使われない仕組み」をなくしたい!お話
システム管理者として最も避けたいこと、それは「使われない仕組み」を作り出してしまうことだと思います。
どれだけ時間と労力をかけても、最終的にユーザーが使わなければ、その仕組みはただのゴミと化します。
形だけのプロセスやツールは、時間の経過とともに形骸化し、ただのシステム負債となるだけです。この「ゴミを生みたくない」という思いこそ、管理者の視点で大切なところだと思ってます。
ユーザーの心理を読み解く
ユーザーがSalesforceを使う際、その心理には「ちゃんと動いてくれれば裏側の仕組みは気にしない」というものがあります。
多くのユーザーは、見えない部分にどれだけの努力や工夫が込められているかには関心は少ないです。求められているのは、ただスムーズに仕事を進めるツールであるかどうかということ。
それゆえに、管理者としてはユーザーがシステムをどのように使っているか、どこで困っているかを常に観察する必要があります。
時には、ユーザーが我々の想定外の使い方をしていることもありますが、驚かされると同時に、新たな改善のヒントももらえます。
形骸化を防ぐための秘訣
仕組みを作る際に最も大切なのは、常にユーザーの視点に立つことだと思ってます。ユーザーが真に必要としているのは何か、そのためにどんなツールやプロセスが役立つのかを理解することです。
管理者として「これが理想的な使い方だ」と考えていても、実際の業務現場では全く異なる方法で使われていることがあるものです。
謎解きから価値を生み出す
ユーザーがどのようにシステムを使っているかを観察し、理解することは、発見の連続です。
一見すると無秩序に見える使い方の中から、実際にユーザーが求めている要件を見つけ出し、それを解決するための新しい機能や仕組みを提供することが、管理者の重要な役割です。
ユーザーにとって使いやすく、不要な手順を排除し、真に役立つ仕組みを作り続けること。
そのプロセスを通じて、使われない機能を減らし、形骸化しないSalesforce環境を作ることが可能になると思ってます。
管理者が持つ「謎解きの目」は、ユーザーが最適に活用できる仕組みを提供するための重要な力だと思います。