上馬さんこんにちは⑨

上馬さんに見習いたいこと、続いては…

・上馬さんはほどよい距離感

まじめ担当のMAROさんは、2018年に立教大学にて開かれた公開講演会で、「教会に若い人が来ても、ほとんど定着しません。どうしたらよいでしょう?」という質問にこう断言しました。

「また来てください」というのはNGワードです。

「伝える「ゆるさ」は世界一? 話題の上馬キリスト教会に直撃!! ツイッター戦略の裏側を大公開」
2018年12月25日、Kirishin

さらに、ふざけ担当のLEONさんも、追い討ちをかけるようにこう繋げています。

また来るかどうかは、来てくださった方と神様との関係ですから。

同上

徹底して押しつけを嫌う、上馬さんのブレない姿勢には頭(こうべ)を垂れるしかありません。

古参の上馬ファンの声です↓

自分を含めたクリスチャンは得てして、未信者・初心者に対して、上から目線でマウントを取るかのように、一方通行的な伝道(勧誘?)をしている(と誤解されやすい)一面があります。

それは、愛する人たちがイエス様を信じないまま地獄に行ってほしくないからという切実さから来ることもあるのですが、神を知らないまま絶好調に生きている人にとっては、いきなりそれだと「なんのこっちゃ」となるのはある意味当然ともいえます。

私はそのことを、ある友達から漫☆画太郎先生の青年向け作品のコマ画像をLINEで脈絡もなく立て続けに送られてきたときに肌で実感しました。

その世界観をよく知らないまま人に触れさせるのが非常に危険な世界がこの世の中にはあります。

勿論、伝道の方法はケースバイケースで、どのやり方が間違いとは一概にはいえない、と個人的には思います。

ただひとついえるのは、上馬さんは身の程をよく弁えていて、SNSの使い方を含めた人との距離感の取り方が抜群に上手いということです。

これは私自身、大いに見習いたい部分です。

・上馬さんは観察している

下記のインタビュー記事では、MAROさんはさらに踏み込んだ重要な意見を提示されています。

クリスチャンも、例えば普通の人がどうしてお墓参りに行くのかとか、観察すべきだと思います。伝道のためにはそれが不可欠です。「ユダヤ人にはユダヤ人のように」と聖書にあるように、しっかり観察しなければ無理ですから。
(中略)
ダイバーシティ(多様性)が注目されていますが、いろいろなマイノリティについても同じようなことを思います。クリスチャンもマイノリティですし、体に障害があるのもマイノリティ。マイノリティの側が「教えてあげる」になりがちなので摩擦も起きがちですが、「みなさんはいかがですか?」の姿勢であれば摩擦は減るし、認知も加速するんじゃないかなと。

「『人生に悩んだから「聖書」に相談してみた』『キリスト教って、何なんだ?』  聖書を「知ってもらう」「使ってもらう」ための試行錯誤 上馬キリスト教会 MAROさんインタビュー」2020年10月1日、Kirishin

大宣教命令は、イエス様が弟子たちに与えられている大切なものですが、「福音を伝える」ことと「信じさせる」こととをときに混同しやすいのが、我々クリスチャンが陥りやすい弱さの1つでもあります。

その点、上馬さんは、ステマでもプロパガンダでもなく、純粋にバカなことを発信しながら同時にみことばも伝える、ある意味で最高のSNS運用を実践しているともいえるのではないでしょうか。
そうしたハートが、アーサー・ホーランド先生のスタンスに通じるものだと個人的には思います。

☆☆☆☆☆

さて、そんな上馬さんリスペクトを公言し、SNSをはじめられた教会がありました。

MB大阪セントラルグレースチャペルから改名した寝屋川キリスト教会【MB】です。

これだけのポストでも、上馬さんに対する並々ならない思いが伝わってきます。

調べるまでは、正直、ここまで上馬さんに影響を受けた教会があるとはよく知りませんでした。

凄いですね。

しかし、寝屋川さんは、近年はサブカルを含めた雑学系の投稿に振り切って定着し、上馬イズムを継承しつつもオリジナルな味わいを深めておられるように見えます。

私は寝屋川さんのオンライン礼拝を一度も視聴したことはありませんが、寝屋川さんのXは興味深く拝見させていただいています。

・・・つづく

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