弱った肝臓を回復させる!ウコンの力について【脂肪肝対策】
今回は、弱った肝臓を回復させるサプリメントについてです。
例えば、ウコンの力。
ウコンには、クルクミンが含まれます。このクルクミンが肝臓を回復させるのです。
しかし「ウコンの力」はオススメしていません。
その理由についても後ほど解説します。
脂肪肝について
クルクミンは、脂肪肝などで弱った肝臓を回復させることができます。
2019年、イランのラシュトギラン医科大学が行った研究です。(1) 228名の脂肪肝の患者さんを対象にクルクミンをとってもらいました。
脂肪肝とは、肝臓に脂肪がついてしまう病気。いわゆる内臓脂肪です。
内臓脂肪はお尻や太ももにつく皮下脂肪と違い、炎症を引き起こします。
炎症が起こることで肝臓の細胞はダメージを受け、壊れてしまうのです。
栄養の貯蔵や解毒といった肝臓の働きが低下していきます。
肝機能の指標
肝細胞が壊れると、肝細胞が持っているAST(GOT)、ALT(GPT)というタンパク質が血液中に溢れ出てきます。
AST、ALTは肝臓が多く持っているタンパク質、特にALTは肝臓しか持っていません。
つまり、ALT、ASTが血液中に増えることは、肝臓に何か異常があったことを示します。
イランの研究では、クルクミンを8週間とった人はこのAST、ALTが低下しました。
AST、ALTなどの肝機能の指標が低下してるとは、どういうことでしょうか?
つまり、炎症が減って肝細胞が壊れなくなったということです。
今回の結果を見ると、内臓脂肪自体は低下していなかったとのことです。
本来は内臓脂肪を落とすことで、肝臓の機能を回復させてあげるしか方法がありません。
しかし、クルクミンは痩せずして肝臓の機能を回復させたということです。
ぜひ、ダイエットのお供にクルクミンを飲んでみては?
ウコンの力ではダメな理由
ウコンは、ほとんど身体に吸収されることはありません。(2)
ウコンは非常に不安定で、身体のなかに入るとすぐに形を変えてしまうからです。
そのため、形が変わりにくいよう設計されたサプリメントで摂取しなければならないのです。
残念ながらウコンの力は、そのように設計されていません。
つまり、ウコンが何mg入っていようと、クルクミンとしては吸収されないのです。
飲めば飲むほど、お金をドブに捨てていることになります。
クルクミンを摂るときは、高吸収型なサプリメントを見極めなければなりません。
Amazonや楽天、iHerbなどで調べると、
「高吸収」「吸収率○倍」などと商品説明に記載があると思います。
ちなみに私は、Doctor’s Best – 高吸収クルクミン を使用しています。
リンクを載せとくので、興味がある人はぜひ。
個人的には、iHerbの方が安いのでオススメです。
購入には、登録が必要です。
紹介コードを入れると割引になるので、もしよろしければお使いください。
登録には、こちらからアクセスしてください。
まとめ
以上、弱った肝臓を回復させるウコンの力でした。
今回の続きの記事はこちら。
1本目の記事は、脂肪肝についてです。
脂肪肝は、ただの内臓脂肪ではありません。気づいた段階で対策をしないと、手遅れになります。
そんな脂肪肝の危険性について解説した記事がこちら。
肥満傾向にある人は、絶対に読んでおくべき記事になります。
2本目の記事は、内臓脂肪を落とす方法について。
クルクミンは、肝臓の機能を回復させますが内臓脂肪までは落としてくれません。
それでは、いずれクルクミンの回復力が追いつかなくなります。
よって、クルクミンを飲みながら内臓脂肪を落とす食事方法を実践するべきです。
そんな内臓脂肪を落とす方法を5つ紹介した記事がこちら。
ダイエットとしても優れているので、気になる方はどうぞ。
3本目の記事は、カロリー制限についてです。
わずか12%のカロリーを毎日の食事から抑えるだけで、さまざまな健康効果を得ることができます。
内臓脂肪を落とし、理想的な身体を手に入れることも可能です。
この記事では、毎日の食事から25%のカロリーを制限する方法を解説しています。
ダイエットが今まで続かなかった人でもできる方法になっていますので、気になる方はどうぞ。
それでは、また次回の記事もよろしくお願いします。
参考文献
(1) Mansour-Ghanaei F, Pourmasoumi M, Hadi A, Joukar F. Efficacy of curcumin/turmeric on liver enzymes in patients with non-alcoholic fatty liver disease: A systematic review of randomized controlled trials. Integr Med Res. 2019 Mar;8(1):57-61. doi: 10.1016/j.imr.2018.07.004. Epub 2018 Jul 27. PMID: 30949432; PMCID: PMC6428926.
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC6428926/
(2)eJIM 厚生労働省