冬が写真を撮りにくくする
こんにちは、kazukame12 です。
「 冬がはじまるよ 」
いや〜寒くなりますね〜。
と、言った話しではなくて…
「 写真… えっと… 何を撮ろう? 」
と、思う人が増える時期だと思います。
実際、話をしていると、そんな相談は、よくされるので…笑。
紅葉も終わったし、花も咲かないし…と、言った感じだと思います。
僕にとっては、光の優しい角度の時間が長くて、冬は一番、写真が楽しい季節なんですよね。
笑
写る被写体(枝と葉)よりも、光が作りだす空気感が、メインです。
「何を撮っているの?葉っぱ?」
そんな風に、聞かれることがあるけど…
この写真にある豊かさの部分は、光にあって…
写真を撮る人なら、枝と葉っぱにあるとは、感じないはずです。
何を撮るかが、目的ではなくて、そこにある光が作る世界観を写真にすることで、何気ない日常の中にある「ちょっと特別な一瞬」に気が付けると思います。
なんとなく感じて頂ければ幸いです。
フェルメールが、窓から入る光を描写したのも、光が作る空気感が欲しかったのだと思います。
(僕の写真が、フェルメールと並べて良いものだとは、思ってません。ごめんって…。 僕の写真は、どちらかと言うと、観る人の感受性に委ねる写真が多いように思います。 その辺だけは、現代アートよりな気がします。写真が良いか悪いかは別として…笑)
冬は、被写体に頼らない写真の勉強には、とてもいい季節だと思います。
(ストイックでしょうか?たまに、いわれる… )
構図のバランス感覚の「感覚の部分」が、シビアになる撮り方が、こういった写真やスナップ写真には、あるように思います。
(もちろん、構図の型にはめる…と、言う意味では無いですよ。このシビアは…)
被写体が無い良さ!を楽しめる。
落ち葉は、ノイズのように水面に広がり、一見すると写真を撮る場所に見えないでしょうね。
ただ…
こんなに面白い場所を撮らないのは、勿体ないです。笑
何を撮った?
ただ、シンプルに「光と影を撮る」それだけなのです。
きっと、誰にでもできる撮り方。
僕は、カメラを始めた頃から、よくやっていたように思います。
それは、スナップから始めたから?と、最初は思っていたのですが…
限られた時間の中で撮影に行ける場所なんて、あまり無いので、カメラを始めた頃から、誰もが見たいモノがメインには…
あまり無かったのです。
「被写体力」に、頼らない… 頼れない撮影が、多かったからこそ…
僕は、「光と影」を撮っていたのかも知れないですね。
もちろん、自由に動き回れて、タイミングも合わせて撮影できることは、「写真の自由」も上がるので良いことですよ。
それが出来るのは素晴らしいことです。
僕の撮り方を正しい訳では無いので、同じ環境で撮影する必要は無いです。
(彼は、特殊な訓練をうけています。)的な。笑
そんな中でも、写真の勉強をしていると…
よく聞くのは「写真は引き算」
なんて、聞きます…
構図を作る中で写真をシンプルにしましょ〜と、そうゆう意味で、引き算なんて言います。
僕の個人的な考えは、「掛け算」です。
光 × ソコにあるもの = 影
そのコントロールが、空気感や世界観のベースになると、思います。
光りは、影を作ります。
「硬い光、柔らかい光」=「硬い影、柔らかい影」
光の角度と、カメラの向きでも、影がかわります。
その印象は、大きな違いを出すので、掛け算だと、思ったのです。
×(カケル)の中に、「光を読む、光を作る」を考えているから、足し引きでは、表現が違うように感じています。
最近、昔の僕が撮った写真を見返していると、考え方の基礎は、掛け算だと気付いたのでした。
(たまには、過去picを見るのも勉強になりますね。)
あ…
別に、世の中のカメラ教材を悪く言ってる訳では無いですよ。
僕もたくさん学びましたし、大切な基礎が書かれています。
撮りたい被写体がメインにあるなら、引き算する材料は、いくらでもありますが…
ただ…
僕の場合は…です。
光…
いやいや…
そもそも、僕がお散歩写真をするときは…
何も無いところからのスタートが多くて…
ひどい時は、空気(感)から、写真を立ち上げます。
ここで… 撮るか…
ここしか無いか…
的な始め方です。笑
公園の隅っこだったり、路地裏だったり、人の迷惑にならないような場所…
そこからどう表現する?世界観を見付けるか?とかを考えながら光りを選んで…
それが…
僕らしい光の世界観を見付けられる、きっかけに、なったのかな?
なんて思います。
ま… カッコいい話では無いですね。笑
一般的に撮るものがない「冬」ですが、無いからこその豊かさの…きっかけ…
イマジネーションが、あるのよに思います。
想像してください。
カメラは、光しか記録できない機械です。
どう光を取り込むか!
それだけです。
だけど、それだけで写真は、物語性や感じたことを表現出来ます。
光をどう取り込むかが、全ての基礎です。
なんか、面白いですよね。
この冬は、あなたにとって良い光り探しをしてみては、いかがでしょうか?
それでは、良い写真ライフを!