003_20220407_ルサンチマン
作品情報
花沢健吾さんによる成年向け青年漫画
小学館『ビッグコミックスピリッツ』で2004〜2005年に発表された作品
全4巻
年代の話
2005年くらいの作品、今から16年前くらいの作品
自身は28くらいの時に読んだんじゃないかと記憶している
その2005年に「10年後の未来」として、2015年東京の話として書いてる
開始時
主人公は親と同居している30歳独身、印刷工場勤務の冴えない男性
専門学校卒で、専門知識の関係のない工場に就職して、仕事楽しくないと
肥満で薄毛で彼女無く、「楽しみといえばボーナス後の風俗だけ」と言ってる
そんなある日、友人との飲み会で「VRでリア充さ」みたいな話を聞く
「フルダイブ型のVRのエロゲ(物語中ではギャルゲーって言うてる)」に彼女が居ると
手袋とゴーグルだけ
自分も借りて体験させてもらうが、さいしょは渋々ながら、最終的には最高みたいになる
自分で買いに行くことを決める
いろんな作品の中「TUKIKO」って言う作品を手に取る
ダイブしてみるとカワイイ女の子が居る…が、「自分の事をスキじゃなかった」り「叩かれて痛かった」りする
神崎という人を探してるという
後日友人に「自分のことがスキではない」「痛覚がある」のはおかしい、という話を聞く
この「VRシステム」の開発元になったシステムには、そういうのが実装されていたらしいと
その「最初の開発者」を神崎といい、一つ目の人格をノアというが失敗、二人目の人格が「ムーン」というらしい
この「TUKIKO」というゲーム、そしてTUKIKOというキャラ、またムーンや神崎との関係は?
大雑把な話のかいつまみ
VRゴーグルと全身用VRスーツでVR世界にダイブする話
VR世界の中ではその中での生活があり、色街もあり、全身パーツでエッチも出来るという
さっきは「ゴーグルと手袋」って伝えたが、序盤そうだが、後半全身スーツとか出てくる
多少SFというかメルヘンというかもあり、AIがとか、人格を移植、とか言う話も出てくる
メタバースがあって、そのシステムを利用して、個々の別名義のゲーム、ゲームのキャラクターが生きてる、という設定
観想
絵はそれほどきれいじゃない
青年漫画なんで、静的描写はある
商業紙なんでそないどぎつくないけど、ヤな人はおすすめしません
自分みたいなのには「ルサンチマン」の名の通り「主人公ののっぴっきならない感じ」が突き刺さる
この漫画が凄い点
ほぼ、16年後の今の世をあててる
VRは数年前、エロも数年前に実用化している
VR内の町は今着てる風潮
今「16年前の昨品」として読むと、すごいおもしろと思われる
メジャーリーグでイチローが新記録樹立してたり、ウクライナでちょーどオレンジ革命がおこってたり、3回前のオリンピックアテネで行われてたり、任天堂DS・PSPが発売されたとしでしたわ
文明を進めるのは「エロと戦争」という言葉もあるが、仮想現実も例外ではないかもしれないなーと
最後までお読みくださり、ありがとうございます!
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