025_20230323_三白眼ちゃんは伝えたい。
基本情報
「空翔俊介」(そらとしゅんすけ)による、ラブコメマンガ。
ガンガンPixivで2018年10月から2022年3月まで連載されていた(一年前すね
Twitter、Pixiv等で発表媒体が無いころから自主連載していた模様
5巻、全44話、完結です
Webマンガでの発表でしたが、紙の本も全5巻で買うことが出来ます
もちろん、Kindleも買えます
大まかな紹介
いつも、無理から自分で説明文言考えてるので、伝わりやすいように「公式の紹介文」を読み上げてみようかなと。
瞳も心も、真っ白でまっすぐ。
pixiv・Twitterでみんなが見守る、
今世紀最大のほっとけないヒロイン。
気持ちを出すのが少し苦手な、
すこしコワモテ三白眼の純情少女、水野あまね。
今日も想いを寄せる隣の席の男の子・加藤くんに対して、
ウラハラな態度ですれ違い…
あまねの気持ちは伝わるの! ?
pixiv・Twitterを中心に超超話題沸騰の、
見た目ツンツン、中身ピュアピュアな
ド純情・糖度高め青春ラブコメディー。
導入
高校生の少女が、イケメン爽やかだが誠実そうな男子に朝の挨拶をされるところから始まる
その女子高生、茶髪で三白眼、睨み返すように「おはよう」と返してくる
クールビューティーでぶっきらぼうな感じ…
ここで「心の声」が描写される
「言えたー!ちゃんと挨拶を返せましたー!えらいぞウチ!出来るこ子やぞ!」
実はスーパーシャイガール、シャイ過ぎて返す言葉もちゃんと出ないピュアガールでした
男子が「いつも挨拶返してくれてありがとう」という
「幸せすぎて嬉しんでしまう」と、三白眼で睨みつけたまま震える
「めっちゃ好きー!」とこころの中で叫ぶ
次の日、教室前で「うちから挨拶するぞ!」と意気込んでいる
教室に入りにらみつけるけど「おっ…はようございます」と尻切れトンボ
相手の男の子は「え、水野さんから?」と返事
「挨拶してくれてありがとう、めっちゃ嬉しかった!」と男子
かばんに顔を押し付けて「ふー、ふふふふふ」と真っ赤になって笑う
これで2話
全体的な印象
他人の「幸せ」みて、キュンキュンしてしまう、という恋愛ものの王道行ってる
作中の周りの人物も、応援したくなったり嫉妬したり、はたまた読者も応援したくなったりと、ポジティブなワが広がるマンガ
読後感は非常に「しあわせ」「えーなー」な印象
これが、この共感性が「pixiv・Twitterでみんなが見守る、今世紀最大のほっとけないヒロイン」というキャッチが付いた所以かなと
本来美形の女の子でやってると、すごくピュアな少女漫画になるような内容を、三白眼かつクールビューティーな感じの人でやってるのが面白いなって思う
本来であればモブにいそうな顔でを主人公にしてる
作者も自覚してて、自分が元々キラキラした目を書くのが好きで、美形でマンガ書くのが好きやけど、
ちょっとに変えてみて、おもろいなっていうの担当に言うてみたら「いいですよね、かわいいですよね」ノリでやったみたいな感じになってます
パット見、クールビューティーを標榜してそうな女の子なんだけど…
虚勢張ってて、実は中身は超々ピュアガールである
脳内では饒舌なんですよねすごく
真っ赤になりながら心で「やばいやばいやばいみたい」考えてるみたいな表現が多いすね
それ見て周りも「そう考えてるんやろうな」とバレてて、ほっこりみたいな、尊いみたいな、そういう感じです
周りも、応援したくなってるみたいな
そんな構図のまんが
家族全員三白眼かつお兄ちゃんとかすごくいや怖い見た目してる
妹もなまいきっぽいだけで、ネはいいやつだし
兄貴なんかコワモテで怖い兄さんみたいな感じなんすけど、その実妹に甘々という
心配でデレデレんで世話焼き
黒髪のお母さんが一瞬映るんですけど、俺は「君に届けの佐和子説」を提唱したい
そういう「強面だがいい人々」って言う家族構成がいいですね
それら家族がまたストーリー作ってる
ビジュアルでない「かわいい」の描き方がすごいなと思う、
だから三白眼かつそんな見た目で2項としたら見た目でかわいいわけではないんやけど、
特徴だけ取ったらシュッとしてクールな感じなんですけど
その表情とかリアクションとかで「かわいい」を表現するんですけど
そのリアクションだったりとか、目つぶって友達に抱き合うで抱きつくとか
そのかわいい「仕草」ややり取りで、「かわいい」や「尊い」を作り出してるっていうのがすごいなと思う
ビジュアルでない、と言うたのですが、作者も書いてる途中にね、何だろう、可愛く書けるようになっててるんすよ。
間違いなく、三白眼でギザギザ歯なんですけど、、なぜかかわいいという
その三白眼でガチャ歯も「かわいい」描き方を身につけつつあるんすよね途中から
画力を上げてってるし、試行錯誤も観られる
今回読み返してみて、よくよく見ると、ヒーローの「加藤くん」が1巻と最後で全然違う感じに
線の細い、目つきの鋭いスマート系から、ゴツくて温和な頼れる兄さん系に
本人も「絵柄がコロコロ変わってしまい」と反省してるんですけど、進化や最適化だと捉えて凄いなって
途中から「皆さんの恋愛エピソードを教えてください」とマンガに取り込み始める
実際に、単行本の後半あたりに数ページ収録されるようになる
ココらへんもSNS連載というか、Webマンガのライブ感だなーと思った
「言語表現力」が素晴らしいなと
台詞回しとか
例えば、彼氏が「かわいい、かわいさが散らかりすぎている」とか独特かつわかりやすく、かつキュンキュンしてしまうワードチョイス
名前から男性だとすると、女性目線や女子会感が素晴らしいし
女性だとしても、その「男性がいいよねって思う言葉や行動」を的確についてる
現代の正しい「やばい」や「しんどいの」使い方を学べます
あの可愛すぎたりすると「やばい」「尊い」て言ったり「しんどい」って言う表現になる
ラブコメなんですけど後半からラブの要素とかが増えていく感じですね。
古い言葉ですが「きゅん死に」にみたいな感じの可愛いすぎてしんどいみたいなやつを周りが「ほっこり」したり「しんどい」なったいるする
そういうほっこり感が楽しめる感じ
そのラブ要素が後半増量される感じ
そのニセコイの「運命の人」成分みたいなんが、途中から導入されたりする
後半「かわいいの展覧会」みたいなってくる
「かわいい」をテーマにこれでもかこれでもかっていうほどかわいいを盛ってくる
「かわいい」っていうものが何なのかっていうシチュエーションを探求・サンプルを並べてきますね
読んでて途中で気づいたのですが「全編フルカラー」なんですよね
そのスピードと労力に大リスペクト
本人も「フルカラーで何度も心折れそうになりました」と言ってて、そやろなーと
総評
今すぐにキュン死にしたい人にオススメしたいマンガ
「ネクスト君に届け」っていうかどまんなかド直球青春恋愛モノ
そんなことないやん!と思った方は、ぜひ最終巻まで読み進めていって欲しい
そのキュンキュン感が後半増量されてくるし、5巻と手頃なので
カラフルなビジュアルで「可愛すぎてしんどい」を味わいたい人は、どうぞ手にとっていただければなと
最後までお読みくださり、ありがとうございます!
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