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スコアを5打縮める為のフットゴルフマネジメント ~歩測を覚えてラウンドを有利に進めよう~

~前回の記事はこちら~


~自分の歩幅を知る~

人間の歩幅は身長に比例していると考えられていて、統計的には、”身長×0.45=歩幅”と言われています。ただ、これはあくまで統計上の計算式であり、実際の歩幅とは若干のずれがある可能性がありますので、きちんと計測することをお薦めします。計測方法としては、10歩歩いてその距離を測り、その距離を10で割って平均を出すのが一般的で最も正しい方法と言われていますが、10歩歩くということは10mのメジャーが必要になってきて、計測するのが結構大変なので、あまりお薦めはしていません。単純に、一歩の歩幅を測るだけでも良いと思います。

私の場合、数字上は、一歩あたり、174cm×0.45=78.3cmなのですが、計測すると大体80cmです。


~センチメートルをヤードに変換する~

皆さんは、1ヤードが何メートルかご存知ですか?実は、自分の1歩が何cmなのかを知っていて、歩測が正確にできるのであれば、メートルとヤードをそれぞれに変換する手間は不要なのですが、世界のフットゴルフコースではメートル表示のみのコースが多数ありますし、モロッコのワールドカップではヤードとメートルの両方が併記されていましたので、メートルとヤードを変換する方法は知っておいて損はないと思います。ちなみに、今年の9月に日本で開催される第4回フットゴルフワールドカップにおいても、ヤードとメートルの併記になることが予想されます。

前置きが長くなりましたが、1ヤードは91.4cmです。私の個人の経験からすると、大体90cmと覚えてもらえば問題はないと思いますが、きちんと覚えられる方は覚えたほうが良いでしょう。逆に、1メートルは1.093ヤードです


~歩測の練習方法~

では、具体的な歩測の練習に入っていきましょう。私の場合、計測によって1歩が80cm程度ということはわかっていた為、+11.4cmする為に、足のサイズを使うことにしました。私の足のサイズは26cmなので、半分の13cmを通常の歩幅に足すことができれば一歩あたり93cmになり、大体1ヤードになると考えたのです。「なんだ1.6cmもずれてるじゃないか」と思われた方もいると思いますが、1.6cmずれていたとしても、100歩歩いてたったの1.6mしかズレが生じません。私の技術では、このズレは許容範囲だと考え、この93cmを基準に練習していくことにしました。

一般的な歩測の練習方法としては、以下のような方法が紹介されています。


①横断歩道の白線を使う

横断歩道は、白線一つの縦の長さが45cmなので、下の写真のように白線の手前から次の白線までが90cmになります。これを1歩で歩けるようになれば、あなたも歩測マスターです。横断歩道を見つけたら、トライしてみてください。

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②畳を使う

畳は、短いほうの1辺が約90cmで、長いほうは約180cmです。つまり、1ヤード×2ヤードということですね。たまにサイズが違う畳もあるようですので、見つけたら歩測してみてその畳が正しいサイズなのかどうかを調べてみるのも面白いかもしれません。

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以上のように、日常生活の中でも、歩測の練習に最適な場所やものはいくつかあるので、見つけるたびに自分の歩測が正しいか練習する習慣をつけておくと、自然と歩測がうまくなっていくはずです。なお、ゴルフ場には横断歩道や畳はないので、万が一自分の歩測を信じれなくなったときに、拠り所となる場所がないのですが、私が考えた足を基準にした練習法は、”いつもの歩幅より足半分だけ前に着地する”と覚えるだけで、すぐに1ヤードの距離感を思い出すことができる為、周りに基準となる物差しがなくても問題ありません。歩幅と足のサイズがうまく合う人は、覚えておくと良いでしょう。


~距離計測器は素晴らしいが~

お金を払って距離計測器を買うことで、歩かずにして残り距離を測る方法もありますが、実際に歩いてライや傾斜を確かめるほうが、様々な情報が得られてマネジメントはしやすくなりますので、私は歩測することをお薦めしています。

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例えばですが、以前の記事でも使った、以下の写真を元に考えてみましょう。

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距離計測器を使えば、今立っている場所からピンまでの距離はわかりますが、カップ回りがどうなっているかはここからは見えません。カップの位置が物凄い窪みになっているかもしれませんし、カップ手前にバンカーがあるかもしれません。更には、カップのすぐ奥がOBゾーンになっている可能性も否定しきれません。このように、いくつもの不確かな情報がある中でプレーをすると、迷いが生まれ、自信を持ってプレーすることができなくなり、ミスの確率が高まります。ミスは、後悔を生み、後悔は迷いを増幅し、そしてまたミスの確率を高めるという悪循環を産み出すきっかけにもなりますし、一度ミスをおかしてしまうとこの後のプレーで「取り返さなきゃ」という思考が生まれ、無理をする原因にもなります。その為、時間があって歩測ができるのであれば、面倒臭がらずにカップまで行き、ご自身の目で必ずライを確認するように心がけてください。「百聞は一見にしかず」と言いますが、皆さんがご自身の目で見た情報は、誰かから聞いた情報よりも確かなのは間違いありません。


~次回の記事はこちら~


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