介護のはじめの一歩 #04
介護認定の申請をすると、「認定調査」という聞き取り調査が行われますが、どんなことを聞かれるのでしょうか?
1.認定調査の内容は基本調査74項目と特記事項
市区町村の担当者がご自宅に心身の状況を調査しに来られます。
もちろん、ご本人が入院中の場合は病院に、老人ホームなどの施設に入居されていればその施設に来てくれます。
どんなことを聞かれるのか気になる方もいらっしゃるかと思います。
「寝返りはできますか?」→「つかまらないでできる」「何かにつかまればできる」「できない」
こんな感じです。そのほか生年月日や年齢、氏名、今の季節なんかも聞かれます。
難しい内容は一切ありません。
ご興味ある方は調査員向けのテキストなどが公表されていますので、ご参考にされるのもよろしいかと思います(試験対策みたいになってしまうと、それも違うのですが、心構えにはなるかもしれません)
2.家族の立ち会いがお勧め
さて、こちらの認定調査ですが、前述の通り、「聞き取り」を中心に行われていきます。ここが一つポイントとなります。
皆さんだったら、初めて会う調査員の方に、赤裸々に自身の生活のすべてをお話しになりますでしょうか。
「足の爪は自分では切れない」とか「トイレに間に合わず失敗することがある」とか、言いますか?言わないですよね。
なかには、聞き方が上手な調査員の方もいらっしゃいますが、通常よりもしゃんとした状態でチェックされていくことが少なからず起きています。
そこで、是非覚えておいていただきたいのが、認定調査には家族が立ち会えるということです。お仕事の都合もあるかと思いますが、可能な日時を伝え、是非調整してみてください。
そして、立ち合い時には、実際の状況やお困りごとを伝えてください。
できるだけ具体的に、回数や頻度なども交えてお伝えいただくと良いと思います。
但し、聞き取り中に、ご本人が話しているところへ割って入って、「それ違うでしょ!」とか「いつもこうじゃない!」とか言わないようにしましょうね( ̄▽ ̄;)
普段苦労されていると、つい言いたくなってしまう気持ちもあるかもしれませんが、ぐっと我慢。帰り際など本人がいないタイミングでお伝えください。
もしくは、予め伝えたいことをメモ用紙などに書き留めておいて、お渡しいただくだけでも有効です。
是非、適切な認定結果に繋がるように立ち合いをご検討ください。
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