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カラダが教えてくれた日のこと
ボディワーカーになる前は、エンジニアだったわたし。
自分の健康問題からヨガ→ボディワークと出会って、その不思議に魅了され、この世界に転身しようかと迷っていた頃のこと。
(もう20年以上も前のことになる、ああ!)
エンジニアとして正社員の地位があればそこそこ経済は安定する。
しかし日々気持ちは揺れ、それでも完全にエンジニアを辞めて
ボディワークの道に入る決意もつかない頃。
わたしは勤務していた渋谷のシステム会社で仕事を終え、電車に乗って逗子のプラクティショナーのボディワークを受ける予約をしていた。
最初に興味を持ったのは、米カリフォルニアのエサレン研究所で開発された、エサレン・ボディワーク®という
オイルマッサージベースの統合的なワークだった。
その施術者が逗子にいることを知って、会社帰りにセッションを受けることにしていたのだ。
そこへ向かう道すがらも電車の中でノートを開いて、
「会社を辞めて転身したほうがいい理由」
「このまま会社員でいたほうがいい理由」
をそれぞれノートに書き出していた・・・のだが
どちらも無限に出てきてしまって、結局気持ちの整理はつかず迷いを抱えたままセッションを受けた。
とても心地よいセッションだったが、自分のゆく道について雷のような天啓がそれで起こったわけではなく、
帰路の電車でもう一度考えてみようと改めて先程のノートを開いた。
そして開いた瞬間に、
もう、分かってしまったのだった。
私はほんとうは、とっくに決めていたんだ。
どっちが良い悪い、得する損する、
そんなこととは無関係に身体の奥底で、
実はもうとっくに、決めていたのだった。
思考が悪あがきをして、選択がより合理的で「よい」ものである確証を得たいと葛藤していただけで、決断はもうそこにあったのだ。
腑(内臓)に落ちるとはこのことか、
と感心するくらい、すっと自分とつながって、
身体の中に、特に内臓空間に^^スペースが広がった。
この時のセッションのことを、実はあまり良く覚えていない。
逗子の、ワイオラのまみさんとは今でもご縁が続いていて
このときのことを何度かお話した気がするけれど、
心地よいセッションルーム、窓から見た風景、アロマの香り、
そんな周辺のことはぼんやりと覚えているけれど、セッション自体にも、プラクティショナーであるまみさんにも、鮮烈な印象はない。
そして今になって思うと、
それこそがすばらしいセッションだったことを物語っている気がする。
セッションにより私は自分の身体とほんとうにつながり、
すでにそこにあった決断とつながることが出来たのだ。
実に「ボディワークらしい」エピソードだと思う。
ボディワークは、直接には身体に働きかけながらも
それとつながっているその人の、魂まで含めた全体性を
意識の中で見ている。
”カラダとつながると、ハートとつながる。”
ボディワーカーとなって最初に立ち上げたサイトのトッページに
私はそう書いた。
ハートから生きたい。
だから私はボディワークを続けている。
ハートとつながると、宇宙ともつながるのだ。
<探求者のためのボディワークシリーズ>
「ボディワークマインドで見る世界」
■日時:2024年12月6日(金)19:00-21:15
■開催方法:オンライン(アーカイブあり)
■参加費:4,500円
▼詳細・申込み
「生命のリズムと全体性」
■日時:2024年12月16日(月)10:30~17:00
■場所:東京・乃木坂(お申し込みの方に詳細をご案内いたします)
■参加費:28,000円
■定員:8名(少人数制)
▼詳細・申込み
ここから先は
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カラダ宇宙論|小笠原和葉の現在地
ボディーワーカーの視点で、 「ココロとカラダ」について、人間について、何気ない日々の出来事について、そして時々宇宙について語るnoteです。
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