4日目
腰の鈍痛、眠気。
血の量は減ったり増えたり。全体的に見れば減ってくる。
食欲が失せているので半ば無理やり食べている感じ。義務感が強い。
大好きな珈琲も、この時期は気持ちが悪くなるので飲めない。
首や肩がこる。眠い。
肌荒れがおさまりはじめる。
文字が頭にあまり入らない。油断すると寝る。
普段と変わりなく過ごせている人たちを尊敬するし、私と同じくふにゃふにゃになる人たちを愛しいと思う。
みんな自分なりの向き合い方を持っていて、私は私の手のなかにある『諦める』というカードを時々取り出しては眺めている。
これが、子どもを宿し産むために起きていることだと思うのが悲しい。
私はたぶん子どもを産まない。
でもこれらが起こるかどうか選べたりはしなかったし、一生、他人からの暴力、妊娠や感染症や内臓損傷の可能性に怯えなくてはいけない。
その悲しさだとか、痛みだとか、苦しさ、虚しさ、怒りを向ける先がないのがしんどい。何錠も薬を飲んだり、婦人科を訪ねるのも嫌だった。
その上に、社会の不平等がのしかかる。
スタートはみんな同じだとか、何の冗談かな。
人口の半分が女でも、こんな社会で。
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