音楽制作をする自分がイヤフォンを買いに行きました。
自分は音楽を制作するためにイヤフォンを使います。なのでなんつーか「違いのわかるイヤフォン」じゃないと不便なんです。そしてそんなに高価じゃないこと、お洗濯しちゃったりするからね。あとかけやすい外しやすいやつ。ということで
・低音はある程度出ていたい
・ボーカルに低音がのしかかってモヤつくのはダメ
・ボーカルの子音やハイハットの微妙なキレ味なんかの違いがわかりたい
・シュアーがけ(ケーブルを耳の上に回すタイプ)はめんどう
・なるべく5000円以下
・ワイヤードで普通のプラグがついてるやつがいい
・試聴はiPhone6Sの直さしで
という条件で探します。
結構大問題なのはiPhone6Sだから以下のような評価になっている可能性があるという点、もしも参考にされるときはそこんとこご注意ください。
今回はビックカメラ東口店にいきました。もう世の中ほとんどbluetoothイヤフォンばっかりでワイヤードのはちょっと奥の方にあります。
まずオレたちの民生機のヒーローソニーあたりを聴きました。
MDR-XB55 明らかに低音がもんやりと全体の解像度を下げてしまします。歌に被りすぎ。何でもかんでも低音命のひとはいいかもしれない!
同様にXB75APもEX155も低域が充実しすぎていて相対的に中高域の抜けが悪く聴こえました。
オーディオテクニカちゃんは種類が多くておもしろい!さてどうだろう
ATH-CKB50 これは中域重視すぎて明瞭だけどラジオっぽくてhifi感を楽しめない、LS50 はややいいけど低音の重心高めで100Hz以下のサウンド処理に向かない。CKR50 は歌の子音の作り方が美しい!でもすこしヒステリックというか違いのわかる音ではないかもしれない、低音は多すぎないけどすこしもやっとしてるか。HR7iS は低音中域に被って解像度を悪くしてしまって居る感じがしました。テクニカは種類が多いので探せば好みのものがあるかもしれないですね!
JVCケンウッドたんはどうでしょう。
HAFX33X はお値段もよろしく低音処理も素晴らしい、歌抜けがあと一歩よければ嬉しく、商品の音楽を聴くときっとバッチリだけど僕のようにいまふらっとに録音したものを聴くとすこし奥まってしまう、つまり硬めに仕上げてしまう可能性がある。デザインがかっこよすぎてかっこ悪いはずかしい。
最近よく見るエレコムをちょい聴き、GB3000 音が軽すぎでした。
パイオニアSECH5TPを聴きましたが左右に感度差があって、耐久性を疑うのでアウト。
案外よかったのがNauralというメーカーの30YB、うーん、9000円かぁ。
ゼンハイザーCX300Sは誇張のない普通っぽい音で解像度もあってよっかった。リスニング用にはすこし色気がないけども、7000円。
MUIXのIX5000というのを聴きましたがこれはいいです、5050円。
茶楽音人のCODBRASS(BORD)という製品、4000円にしてはよろしいです。
そうそう、finalのE3000とE2000ね、この子達はとても素性がいい。ある程度音量を出せば解像度も出てくる、素晴らしい製品だと改めて感じました。小音量では素直でやさしすぎて仕事で細かい音を聴くには物足りない感じではあります。
なんてやってたらiPhoneの電池がなくなってとなりの携帯の売り場で充電しました・・・。良い子はバッテリーを持っていきましょうね。
そのあとeイヤフォン渋谷(TSUTAYAの3階)に移動。ここはいわゆる大きなメーカーではないインディー系やeイヤフォンが商品企画に参加して居るものなんかも多数おいています。
ここであのまぼろしのシャオミの1MORE Piston Classic Gold【E1003-Silk Gold-GD】と再会。セットしてあるイヤプラグが小さすぎて残念ですが耳に押し込んでチェックしたところやっぱり最高、友人のレコーディングエンジニアも愛用しています。3000円以下でナチュラルで解像度があって低音の誇張がないイヤフォン部門なら確実に優勝だと思います。僕は以前持っていましたがケーブル劣化して断線したので捨ててしまいました。でもこいつ、amazonで買おうとすると偽物が多くて僕もひっかかったことがあります、でもeイヤフォンで買えば安心だと思います!
intime(アンティーム) 碧(SORA)-Light【2019Edition】これはほんとうによかったです。輪郭の見える躍動感のある低音にしてこれが歌に被らない。解像度よし、4400円くらい。実は僕はすでにもっていて、先日実家にわすれてきてしまったのが今回お店に行った理由なんですが、結局同じものを買ってしまったという渾身のなんつーか。
でもね、カラーリングが増えていたので赤を購入、耳から血が出てるみたいって言わないで。
このintimeもそうなのですが最近のイヤフォンは大きな振動板が入っているものがおおく、装着したときの耳の内圧で振動板がパキっと奥にはりついて鳴り難くなるものがあります。慣れればハメ直しておーけーなのですが僕はイヤピースにピロピロが一段ついている二段構えのものを使っています。
というわけでイヤフォン探し楽しいです。僕のオススメはいろんな音楽や自分のオシのオシ部分がちゃんと聞き分けられるようなものを選ぶ事です。僕は楽器や声の分離がほしいけど、そうじゃない、混ざり具合命の人もいれば、何を聴いても低音がブンブン言ってれば幸せの人もいるわけです。
みんなが好きな音楽を好きな音で楽しめますように!!