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キングダム第661話考察・利有り
下記は前回・第660話の考察記事です。
第661話は、ヤングジャンプNo.51でお読み頂けます。
今回は、秦将・騰が楚軍師・寿胡王を「生かしておく」ことを決断しました。そして、「満羽の結末を見届けろ」と。
おさらいです。「満羽の結末」とは何でしょう。それには、前回までに明らかになった「満羽が体験したこと」を理解しておく必要があります。
✅背負っていたもの(国)に裏切られた
✅楚が満羽に対して「離間の策」をしかけていた
✅結果、抵抗していた満羽は楚に降伏した
✅虚無の底に沈んだ満羽の心は蒙武によって「変化が生じた」
✅虚無の満羽の未来に「何かある」ことを寿胡王は願っている
騰は、寿胡王自身が、「満羽の未来に起きること」を見届けるべきだ、と言ったのです。
今までの考察から、「未来」でポイントになるのは下記です。
✅蒙武が背負っているもの=昌平君との絆
✅蒙武に待ち受ける未来=昌平君の離反
今回の661話をくまなく読んだのですが…ここに満羽の未来がどう絡んでくるのか正直まったく分かりませんでした(涙)。
私個人的には、伏線構築のためには今回の満羽は必要だったと思うのですが、未来にはいらないのでは?と思ってしまったんです。原先生も、どうやって満羽を使うかまだ決めかねてるのではないでしょうか…そう思った刹那、この人と満羽とのストーリーがさらにどうなるのか分からなくなってしまいました(笑)。
媧燐です。
媧燐は、満羽がどういう人物かはっきり理解していない模様です。それで直接話すことにより、満羽の使い道を見定めるようです。
ひょっとしたら、ここで満羽が「背負っていたもの」の秘密を媧燐に打ち明けるのかもしれません。そこから、媧燐が対秦の「離間の策」を思いつくのでしょうか…そんな気がしてきました。
さらに、媧燐曰く「秦魏同盟は、両国にとって裏目に出る」と。
ここで改めて、史実の流れを確認しておいたほうが良さそうですね。
紀元前236年 王翦軍による攻撃で趙の鄴を陥落させた
紀元前235年 秦と魏の連合軍が楚を攻めた
紀元前234年 秦・趙の平陽の戦い
キングダムで描かれた秦魏連合軍による対楚戦争は、紀元前235年の出来事でした。この年の翌年、紀元前234年には秦が趙の平陽を攻めます。
次回以降、この平陽の戦いに向けてストーリーが進むことになりますね。あの桓騎将軍が暴れます。
本日もお読み頂きありがとうございました。
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