キングダム第709話考察・大きな選択
いよいよ、秦軍が太原に大軍を動員し、趙の宜安に攻め込みます。
今回、確定したことが2点あります。
1点目:王翦はやはり同行しない
以前、「図解|肥下の戦い(紀元前233年)」の記事で書いた通り、王翦軍はやはり宜安攻略戦(肥下の戦い)に参戦しません。
王翦は、史実では無敗の大将軍です。秦が大敗する肥下の戦いには参戦しないと思っていました。よって、王翦が同行しないという設定は、キャラ設定的にも史実的にも実は非常に重要です。
よって、原先生が王翦軍を参戦させなかったことは大正解でしたね。
2点目:趙軍北方軍
これも過去記事で考察した通り、趙軍には「北方から参加する軍」がいると書きました。その趙・北方軍の第1軍が確定しました。
それは、狼孟にいる将軍カン・サロと将軍ジ・アガです。
個人的に、この2人は「かなりやる」と見てます。いずれかの秦将を討つ手柄を立てると思います。秦軍が大敗する流れを作るのは、この2人に加えて舜水樹だと考えています。
秦はここから2年、趙に負け続けます。秦の前に立ちはだかるのは、李牧、舜水樹、カン・サロ、ジ・アカになるかと思います。秦は、総大将である王翦が何らかの理由で桓騎軍に合流出来ないまま戦力を減らす戦いに挑まなければなりません。秦の策は全て後手にまわり、成果はなく、現場で李牧と匹敵するほどの指揮を採れる人間がいないことを露呈します。
判明していない点
紀元前233年、桓騎軍は一度宜安を占領します。この「桓騎の手柄」は果たして描かれるのでしょうか。既に対秦軍の防衛線を整えた李牧が、やすやすと宜安を桓騎に明け渡すことは考えにくいです。
よって、まだ判明はしていませんが、秦軍が宜安を占領するという流れは描かれないと思います。
最後に、秦・趙両軍の宜安へのルートについては下記の記事をご参照ください。
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