プレGoToを既にやっていた張本人がいる
ちょっと書かずにはいられなかったので、書かせてください。
Go To Eatの問題は、やはりその発想自体にあると思います。効果がないとは言いません、あえて問題にフォーカスしてみたいな、と。あえて前回の記事では書かなかった、「プレGoTo」についても書きたいと思います。
顧客に最初から割引を与えるのではなく、期間を決めて、対象店舗で消費した期間内合計額に応じた配分をすれば良いのです。まずは消費ありき。そこはCovid-19前と変わりません。
仲介サイトは、店舗の売上管理まではやりません。送客のみです。なので、PayPayなどの電子決済アプリで顧客の売上をカウントしていき、顧客に対しては還元を、店舗に対しては優遇税制を、終了後に提供してあげる。
実はこのプレGoToEat的な取り組みを、私は既に故郷・福島県会津地域で実施しています。今年の4月です。
これは、テイクアウトの認知度を上げるためと、掲載店舗への送客を同時に実現させるために実施しました。顧客は何を食べてもOKで、還元額は先着50名に一律2,000円。抽選で20,000円を1名に。
※現在はサイトをリニューアルしています↓
ロゴも、地域の民意を反映させるために投票形式で決定しました。
サイト構築、写真撮影、ロゴ制作、店舗紹介、キャッシュ還元…すべて自費のボランティアです。誰にも指示されてませんし、共同発起人の田中さんと勝手にやったプロジェクトですが、PVも日に日に増えて行き、少しはお役に立てたかなと思っています。
なぜ政府関係者は、GoToをやる前に、私に意見を聞きにこなかったのか。
答えは簡単です。私の知名度が低く(完全に在野に埋もれてる)、利権絡みの事業をしていないからです。自分の実力の無さを痛感し、GoToが始まった今となっては、痛感を通り越して悲観しつつあります。情けない。
一律キャッシュ還元は、PayPayを通じてのみ、行いました。お店での決済は、当時はPayPay決済を導入していたら時間がかかってしまうので、自由決済にしました。
政府よりいち早く半年前にやったことは、今のGoToそのもの。そこから学んだこともありましたし、還元祭に参加された方々からの声も集めていました。
もう一度、書いておきます。
GoToの意義は、仲介サイトの儲けのためにあるのか、店舗救済のためにあるのか、顧客還元のためにあるのか。仮に3つ全てを満たすのであれば、絶対に今の形にはなりません。
検討部会に入れてくれたら、無償で仕組み提案しましたよ。狭い組織の中で、机上で作ったプランで、プレ実施もせずにやったら、ボロが露見して批判の的になるだけです。
想定済み?だったら手を打っておいてください。
見直し検討を今から…なんて無駄な工数。
すみません、批判からは何も生まれないことは十分承知です。
ただ、発案を募ってくれたのなら、本当に無償で「国民の声(一部ですが)」を提供しましたし、やってきたことで良かったことや変えるべきことを集約した提案が出来ました。外食産業には一切関わったことがありませんが、こういう時にブレイクスルーを巻き起こすのは、決まって業界外の人間です。
やめましょう。自分の力の無さに鞭打つような感じになってきました(笑)。
でも、やってきたことは正しかったと再確認出来ましたし、あの時本当に奔走して下さった田中さんには感謝してもしきれません。いつか、笑って語れる日が来るのを楽しみにしています(実はお会いしていない)。
本日もお読み頂きありがとうございました。
<追記2020年10月8日>
あぁ、恐れていた改悪が…
ランチ500円でも、店舗としてはありがたいんですよ。それを対象外とするなんて酷い…期間内の消費合計額にしてあげないと、効果を最大化出来ません。
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