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キングダム第712話考察・奇跡の前進
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さて、秦vs趙の「肥下の戦い」の火蓋が切って落とされました。この戦いの詳細については以前まとめたので、下記の記事をご参照ください。
キングダム・原先生は始皇本紀をベースにストーリーを組み立てているようなので、この「肥下の戦い」の部分だけを抜粋すると下記です。
桓齮が東の上党地区に進軍、太行山を越えて趙の深部に侵入し、趙の宜安・平陽・武城の3城を取る。趙軍を破ってその将を討ち取った。その後、赤麗と宜安を占領。桓騎は宜安付近で李牧と戦闘し大敗する。
以前から書いてきた通り、下記の2点は史記において明らかになっていることで、そのうち①についてはキングダムにおいても史記に沿って描かれています。
①王翦は宜安・肥下の戦いには参戦しない
②桓騎は一度赤麗と宜安を占領する
問題は②です。
私の考えでは、史実では李牧の参戦はもう少し後だったと思っています。時系列として、
・桓騎が宜安→赤麗を占領
・趙が国境警備隊の李牧の南下を決断
・桓騎と李牧が宜安付近で対決
この流れが恐らく正しいと考えます。やはり、②の通り桓騎は宜安を一度は落としているべきです。桓騎が宜安を落とす前に李牧と対峙してしまうと、桓騎はこの戦いにおいて功績を上げないことになります。
ここについては、以前、キングダムの流れから「李牧がわざと宜安を桓騎に落とさせるかも」と書きました。宜安の守備状況がまだ見えてませんので何とも言えませんが、これが成立しないと宜安は一度も秦に落とされないまま戦が進みます。
果たして、史実通り桓騎は宜安と赤麗を落とせるのでしょうか。もしそうなるとしたら、出陣する壁が専攻を挙げる形になります。次回以降も目が離せません。
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