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『飲み会』にまつわる6つのこと【海外起業・ビジネス情報】

もしあなたが海外でなにか事業にチャレンジしたいと思っているなら、それがどんな内容かどこの国かに関わらず、絶対にやった方が良いおススメがあります。それは「飲み会」です。間違いありません。今回はなぜ飲み会がおススメなのかを説明していきます。もちろんお酒の失敗もありますので、その話もできればと思います。この記事の内容と同様の動画が以下のリンクからYouTubeに投稿しているので是非見てください。


1. お酒を飲めば本音で腹を割って話せる

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生まれ育った国ではない異国でのチャレンジですから、質の高い情報は非常に重要です。しかしながら現地視察でミーティングしたとしても、建前のような表向きのことしか話してくれません。「本音で話してくださいね!」と言えば本音で話してくれるのかというと、決してそうではありません。そんな時に有効なのがお酒なんです!

2. ベトナム飲み会

飲み会

私はベトナムでIT企業を立ち上げる時、現地のいろいろな企業の視察を行いました。現地の社長やマネージャーの方たちと、ミーティングルームで様々な話を聞かせていただきました。ただこのような席では隣に上司や株主がいますから、なかなか本音で話してくれません。ですから本当の勝負は夜です。肩ひじ張ったこじゃれたお店よりも、現地スタッフが普段使いしているような大衆居酒屋の方がリラックスしてもらえるため、そういうお店を予約してもらいます。

ベトナムはビールの消費量が世界9位に入るほどよくビールが飲まれています。なんとビールに氷を入れて飲むのですが、暑い国なのでゴクゴク飲めて美味しいです!また乾杯をたくさんしてとても賑やかに飲みます。学生ノリと言いますか、良い意味で少し昭和な感じです。「1・2・3 飲むぞ!」の掛け声で何度も乾杯します。もちろんイッキ飲みです。肩書や上下関係は関係なくなります。

”キリンビール大学によると2018年の国別ビール消費量ではベトナムは世界9位です。”

この時に話してくれる話こそが本当に価値のある情報です。熱い想い・悩み・大切にしていることなど、普段はなかなか話しにくいことでも、こんな席なら本音で語ってくれるのです。

3. 話してくれたことの例

飲み会の席であれば、こんな話を聞くことが出来ます。例えば「実は転職を考えている」と話してくれたことがありました。ベトナムは現在急激な経済成長を続けている国ですから、より高度な人材を求めて高い給料を払う会社が増えています。ですから転職によって収入のアップが実現できる可能性は高いです。

他には「私は絶対17時には帰りたい」などです。ベトナムは共働きが一般的ですから、家事を分担してやっていたりします。そんな中で子供の学校のお迎えを担当していたりすると、何よりも優先されるわけです。やる気の問題などでは全くなく、人それぞれいろんな事情があるわけです。

飲み会で聞ける話は生の声です。これはビジネスに十分役立てることが出来ます。例えば地域性の違いの話であれば、出店計画や事業計画にもつなげられます。

4. ベトナムは愛国精神の強い国

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私が飲み会などを通じて感じたことは、ベトナムは愛国精神の非常に強い国です。「自分の国が大好きだ」「国のために頑張りたい」という思いは、経済の成長にも直結します。この思いがなければお金だけがモチベーションになってしまい、より給料の高い海外などに流れて行ってしまいます。ベトナム人は世界と戦える技術やサービスを練り上げ、強い国にしていくんだという熱い思いを持っています。

地理的に中国と陸続きで強いストレスを受けることや、ベトナム戦争の歴史などから醸成された愛国精神だと感じています。このような強い帰属意識は、ビジネスにおいても強いチーム作りにつながるのです。仲間のためやチームのために汗をかくことが出来る人が、ベトナムには多くいます。これに日本の技術をかけ合わせれば凄い化学反応が起きて、面白いことが必ずできると確信しましたが、これも実は飲み会で深い話をしたからなんです。明治維新時代の黒船や第二次世界大戦の原爆などセンシティブな話も酒の席では話すこともできます。

5. お酒は失敗もある

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私はお酒は強い方ですが、もちろん失敗もたくさんしています。
ベトナムには「藤本です。乾杯!」をやると友達になる文化があります。これをビールジョッキのイッキ飲みか、ショットのウォッカでやります。。ここで問題になるのが人数です。こちらはゲストですから1人か2人ですが、相手は10人以上いるわけで、行列を作って乾杯するのを待っているのです。これは非常に不利です。

さすがにツライしこっちが不利だから、みんなで乾杯しようと言っても同じことです。どんぶりにウォッカをドボドボと注いで、グラスですくってひたすら乾杯とイッキ飲みが続きます。

ベトナムでのお酒の失敗例(笑)
・せっかくいい話を聞けても2割しか覚えていない
・店のお酒がなくなるほど飲み、記憶が飛んでしまった
・一旦家に着替えに行ったが、倒れこむように寝てしまい仲間が置いてけぼり

ベトナムの飲み会はとっても楽しいのですが、皆様もこのような失敗にはくれぐれもお気を付けください。

6. 壁を壊してくれるのが飲み会!

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最後になりますが、お酒は本当に良いコミュニケーションの良い潤滑剤になってくれます。ベトナムに限らず海外でのチャレンジとなれば、文化や習慣の違いのみならず、言語の違いなどが大きな壁となってしまいがちです。これが飲み会の席であれば、細かい文法の違いや単語の間違いなどはどうでも良い問題となります。政府系の年配の方など、普段であれば話しにくい相手とでも、腹を割って本音で話せるものです。どさくさに紛れた鋭い質問もこんな時しか出来ません!

特にベトナムでは飲み会はもはや文化です。失敗には気を付けて、楽しく有意義な飲み会をやってみましょう!日本でも身の回りに留学生や実習生の方はいませんか?「ベトナム料理を食べてみたい」なんて声をかけてみましょう!きっとホームパーティーに招待してくれて、仲良しになりいろんなお話をしてくれますよ!

まとめ

・飲み会は生の情報を得る最高の手段!
・飲みすぎと失敗にはくれぐれも注意!
・信頼を築きコミュニケーションの促進にも効果的!

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YouTubeでもいろいろとお話しています。

・普通の会社員が海外で這い上がるには?
・なぜあなたが海外で活躍できるのか
・海外で仲間を見つける方法
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