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【第12日目&13日目(完)】地球半周の子連れ旅行<ナイトジェット・ミュンヘン空港~帰国へ>

【前回のあらまし】

世界最大級のジオラマ博物館「ミニチュアワンダーランド」を観光しました。
その後、ハンブルクをちょっとだけ観光し夜行列車「ナイトジェット」ミュンヘンに向かいます。

【第12日目&13日目の予定】 
19:56発 ハンブルク アルトナ駅発 ナイトジェット40491便
 翌7:00着 ミュンヘン中央駅着
11:55発 ルフトハンザ航空742便 関空行きで帰国


出発時間の一時間前に駅に来ました。
予約した当初は「車搭載可」みたいな文言があった(ような気がした)ので、車を積み込むシーンが見られるかも、と早く来たのですが、残念ながらマイカーを運ぶことができる便ではありませんでした。
駅のホームで一時間、息子は電車を撮りまくり、私は荷物番。
妻と娘は、昨日行ったスーパーとドラッグストア巡りの"おかわり"に行きました。

近郊路線に自転車を乗せる人は普通に見ましたが、これって普通の光景なんですね。

19:40ごろ入線。昔の上野駅みたいです。

機関車はこんな感じ。
先頭のほうがウィーン行き。後ろのほうがインスブルック行きになります。
私たちはインスブルック行きのほうに乗車。

予約したのはクシェットの4人部屋。
水とちょっとしたウエハースがサービスされます。
各ベッドには電源とUSBポート、あとQi非接触充電ポートが備わっています。

一部ブログや動画には、共用シャワーが備わっているようなくだりがあったのですが、車掌さんに確認したところ、共用シャワーの設備はないとのこと。
シャワーは日本のA寝台に相当する"Sleeping car"のみの設備だそうです。

"Sleeping car"にはシャワーが付いていました。

この客車は去年から運行が開始されたということもあり、トイレもきれいでした。

一人用寝台も充実していました。

カプセルホテルそのものです。

21:00、ようやく暮れてきました。

21:52、ハノーヴァー駅に停車。明日に備えて寝ます。

2時過ぎ。なんとなく目が覚めました。どこかの駅に停まっているようです。そして一向に出発する気配がありません。

3時過ぎ、ホームに降りてみました。ニュルンベルク駅でした。
後で知りましたが、ここで併結していたウィーン行きの車両を切り離し、さらにアムステルダムから来たインスブルック行きをつなぐ、ということをしていたみたいです。

ニュルンベルク駅には2時間近く停まっていました。
反対側のホームにも長時間停まっている夜行列車が・・・。

そりゃ、外の空気も吸いたくなるよね

6:00過ぎ、食事が配られました。
"sleeping car"(いわゆるA寝台)のほうは、パンやジュース、ハムやチーズなど 色々な選択肢から選べるそうですが、クシェットのほうはバゲットのみ。
コーヒーか紅茶か、だけ聞かれました。

クランベリーのジャムはおいしかったです。

7:00過ぎ、ほぼ定刻(?)でミュンヘン到着。

大あくびしています。眠いよね。

ミュンヘン中央駅はターミナルの駅ですので、機関車を付け替えます。

鉄ヲタ萌えポイント、連結作業風景

一通り見終えたら、駅舎のほうに戻ります。

まさかの缶チューハイの広告
ここまで牽引してきた機関車も黄色いシーメンス製に変わっていました

駅北側の空港リムジンバス乗り場へ。
バス乗り場を探しに駅の中をオロオロしていたら、出張帰りと思しき日本人男性の方に乗り場を教えて頂きました。

27ユーロ(4,472円)でした。家族旅行にとってはホントありがたい。

当初は駅からSバーンで空港に向かう予定でしたが、空港リムジンバス「ルフトハンザエクスプレスバス」にファミリーというチケットの種別があって、とてもお得だということが判明。
列車の中でポチっと決済して、バスに乗ることにしました。

40分ほど乗車して空港に到着。
チェックインも出国審査もスムーズに完了。
(ただ、荷物検査のおっちゃん、腹の虫が悪かったのか、パスポートをぶん投げられたのはムカつきましたが・・・。)

ここからシャワーを浴びるため、プライオリティパスが使えるラウンジ"Airport Lounge World"に向かいます。

5分以上歩いてターミナル2の端まで行き、そこから10分間隔(と言いながら実際20分近く待った)で走るシャトルバスでターミナル1へ。
ターミナル1にバスが近づくと、ゲートC、ゲートA、と停車します。
私たちはゲートAでおりました。
ラウンジがあるのはゲートBエリアなのでそちらに向かったのですが・・・、どうも導線がつながっていないらしい、ということが判明。
どうやらゲートCで降りるべきだったようです。

結局、時間が足らなくなりラウンジは断念。
代わりに、

ゲートの近くにあった"airbrau"。
ANAの出発時刻も近かったため、日本人多めでした。

ドイツ最後の食事を駆けつけ一杯のビールと白ソーセージとしました。

ここで醸造しているらしい。めっちゃ美味しかった。
そのままバクッ、ではなくて、ナイフを入れて中身を食べるそうです。

白ソーセージって「はんぺんの豚肉版」みたいな感じですね。ほわっほわしてて、初めての食感でした。

残った皮は、こちらでは食べないみたいですが、試しに食べてみました。
塩ゆでしたシロコロ、そのものでした。これはこれで美味しかったです。

いよいよ帰国便。
11:55発 ルフトハンザ航空742便 関空行き

機材はA350-900

後ろから搭乗しました。
新塗装、スタアラ塗装、旧塗装、ウイングレット
もうすぐ退役のA340-600
機内食はチーズたっぷりのグラタンにかっぱ巻き、おしんこ巻き、ぶっかけうどんw
黒海、カスピ海、ウズベキスタンと抜け、カザフスタン上空へ。
深夜にもかかわらず、カザフスタンの街に煌々と明かりが灯っているのは意外でした。
着陸直前の紀伊水道、さんふらわあと並走しましたw


おしまい


おまけ1

羽田に帰ってきたANA34便。
着陸はできたものの、激しい雷雨のため1時間半もの間、機内で待機することになりました。
出発も雷雨に振り回されたので、警戒すべきは台風だけじゃないと学びました。


おまけ2

ほとんどの人が使うことがないであろうtips

旅行中、預けた荷物にダメージを被っても、帰国後に保険会社を通さず航空会社に直接補償してもらう手順です。

適用条件1:日本に就航しているエアラインであること
適用条件2:壊された当地でダメージレポートを作成してもらうこと
     (全世界共通のレファレンス番号が登録される)
適用条件3:帰国後、修理業者から領収書をもらうこと

今回、エジプト航空にスーツケースのホイールを壊されましたが、日本に就航していることを知っていたので、エジプト航空のハンドリング業務を受託している成田の会社を、帰国した関空のバゲージクレームの窓口で紹介してもらいました。
大半ならば、この会社が手続きを手配してくれることになると思います。

ただ、エジプト航空は公式ホームページに手荷物の破損申告をするフォームがあり、こちらのページを案内されました。

フォーム記入後、最終的にはエジプト航空日本支店から日本語で賠償額と手続き方法がメールで案内されました。

荷物破損時の手続きは、各エアラインで異なると思います。
直接エアラインが対応してくれるのか、保険で対応せざるを得ないか、旅行前にチェックしておくといいかもしれません。

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