【第3日目】地球半周の子連れ旅行<ヨハネスブルグ空港~クルーガー国立公園>
【前回のあらまし】
8/9、シンガポールは独立記念日でした。
何も知らずに街中に出たらすごい人混み。交通系ICカードの謎ルールにも翻弄されショッピングモールを右往左往。自宅を出発してから40時間以上を経て、ようやくアフリカに向けて出発することが出きました。
【第3日目の予定】
06:10 ヨハネスブルグ空港到着予定。
ヨハネスブルグ空港→(レンタカー)→ クルーガー国立公園
ヨハネスブルグ空港からレンタカーでクルーガー国立公園を目指します。
(運転時間:約7時間)
途中、「世界一のパンケーキ屋」と聞くHarrie's Pancakesで昼食をとります。
シンガポール航空SQ478便。
目が覚めたらマダガスカルの上空でした。
朝食はいわゆるイングリッシュスタイルか堅焼きそばでした。
6:00前に到着。
「アフリカきたー!」的なお出迎えです。
入国手続きと荷物のピックアップも無事に終え、レンタカー会社へ。
今回、booking.com経由でTempestというローカルのレンタカー屋さんに予約しました。
車はカローラクエスト。南アフリカのみで販売されている車種だそうです。
ハーツやエイビスに比べて2割ほど安く借りられましたが、車のエンジンはキーを回してスタート、USBのポートはない、オーディオはラジオのみ、と1世代前のタイプでした。ちゃんと走ってくれれば問題ありません。
ローカルのレンタカー会社で借りる場合、カーナビは期待できないのでSIMとgoogleマップは必須です。
持参したモバイルバッテリーが満タン状態なら問題ないですが、可能ならばシガーソケットの変換プラグを持っていくと心強いです。
さらに節約、と思ってマニュアル車を予約しました。
マニュアル車を運転するのは20年ぶりですが、日本と同じ左車線ですし大丈夫だろう・・・と思っていたのです。
・・・が、駐車場から車を出すことができません。
エンスト連発。パニクります。
駐車場係の人たちも心配そうにこちらを見ているのがわかりました。
ここで、「仕事でマニュアル車に乗っていた。」という妻に交代。
「なんとか行けそう」ということで、南アフリカのドライバーは妻が務めることになりました。ありがとう、妻よ。
なんとかヨハネスブルグを離れ、東に向かいます。
100km/hから120km/hで走行するのですが、路肩には普通に人が立っていてヒッチハイクを求める人がたくさん。
こちらにも手を挙げますが、4人乗っているのが分かるのか黒人ではないからなのか、すっと手が下がります。
最初は驚きましたが、お互い助け合って生活している日常の風景のようです。
2時間ほど運転して、ドライブインで小休止。
とにかく治安がヤバいと聞かされたヨハネスブルグをいかに速やかに抜けるか、ということに神経を注いでいましたので、解放感に包まれています。
illyでコーヒータイム。
当然なんでしょうが、店員さんは全員黒人の方々。
でも、ものすごく明るいし、陽気なBGMが流れると踊りだし、会計時のチップの程度が分からなかったのでとりあえず10%程度渡すと「そんなにくれるのー?!」みたいな感じで歓喜の舞が始まる。
南アフリカの人々のことを一気に好きになりました。
最低限のセキュリティさえ守っておけば、ビビることはない。
これから、より地方に向かうのでリラックスして進めそうです。
時刻は10:00。目的地はまだまだ先です。
途中、高速を外れて山間部ルートへ。
13:00過ぎ、「世界一のパンケーキ屋」らしい"Harrie's Pancakes"に到着。
店内はほぼ観光客でいっぱいでした。
妻と子どもはおやつ系のパンケーキ。私は食事系のパンケーキを注文。
パンケーキの生地はおやつ系も食事系もほんのり塩味が効いていて、阪神百貨店のイカ焼きの生地をこの上なく上品にした感じです。
「世界一」なのかはさておいて、とてもおいしい南アフリカ最初の食事でした。
次はアコールンフックという町にあるショッピングモールを目指します。
給油を兼ねて、スーパーの探索です。今回はお土産を買う時間がないのでここで買い込む予定です。
15:00ごろ、ショッピングモールに到着。
日本にもあったスパーに行きます。
お目当てはルイボスティー。
バラまき土産も含めて大量購入したところ、ここでもレジのおばちゃんによる歓迎のダンスが行われましたw
時間は16:00。ロッジまではあと1時間弱。
18:00で検問所のゲートが閉められるとのこと。
国立公園入口の検問所でチェックを受け、書類に署名します。
ここから先はガチの未舗装道路。約2km、野生動物のウ○コ転がる獣道をカローラが駆け抜けます。
17:00前、Honeyguide Khoka Moya Camp に到着しました。
ここで4日間お世話になます。(レセプションの写真撮るの忘れました。)
チェックイン後、ひととおりのレクチャーを受けます。
野生動物にエサはあげるな。
レセプション及びラウンジと各ロッジを結ぶ導線は、至る所で野生動物の導線と交差している。当然ながら、動物優先。
夕食後、ロッジに戻る際はレンジャーがアテンダントする。
夜、ロッジからは出ないこと。用がある時は、笛を鳴らすこと。
(電話などはついていません)
実際・・・、毎夜、何かが通る音や遠吠えが聞こえました。
なお、蚊対策として虫除けスプレー、殺虫剤、蚊帳が備えられていました。
これから4日間過ごすロッジに到着。
入り口はこんな感じ。
すでに蚊帳はセットされていました。
シャワー
トイレ
荷物もそこそこに、ラウンジへ。夕食の時間を待ちます。
ソファで待っていると、夕方のサファリドライブを終えた一団が続々と戻ってきて、各々手にワイングラスを持ってワイワイやってます。
ここに来ているゲストは全員、ヨーロッパ系のようです。しかも、フランス語がなぜか多く聞こえます。オリンピックから逃げてきた??
あと、このロッジはKid Friendlyを謳っているだけあって、ほぼ全グループが家族連れでした。
子どもも高校生ぐらいの子からソファーの上をハイハイしている子まで。とにかく賑やかです。
当然ながら、私たちはこの中で唯一のアジア系。
最初、この子どもたちは私たちのことを「チノ、チノ」と怪訝そうな顔をしていました。おそらく親たちもそんな雰囲気でした。
ところが、私たちが日本人だと知ると一転して「去年、日本に行ったぞ!」「奈良がよかった!」「鎌倉は最高だった!」と歓迎ムードに。
ありがたいことですね。
おかげで滞在期間、嫌な思いをすることもなくサファリを楽しむことができました。
クルーガー国立公園に点在するロッジは基本的にオールインクルーシブ。朝昼晩の3食と朝と夕のサファリドライブで構成されています。
高級なところになるとアルコールがフリーだったり、スパがついてきたり。
私たちが滞在したKhoka Moya Campは1日一杯のみアルコールがフリーでした。しかし、アルコールも良心的な値段(居酒屋感覚)で結局毎晩飲んでいました。
夕食は「ボマディナー」というそうで、シェフから説明をゲスト全員聞いた後、夕食のスタートです。
肉もさることながら、生野菜もたくさんあって、飽きることはありませんでした。
夕食後は娘が折り紙で鶴や小箱を折ったりすると、小さい子どもたちが集まってきました。子どもたちのパパママも大喜び。
フランスから来た、というママは教本を見て、一生懸命折りながら初日の夜は過ぎていきました。
教訓:ORIGAMI最強!
いよいよ明日からサファリが始まります。
(続く)
おまけ:
この夜、シャワー室に小指程度の大きさのサソリがいました。
何かでつまんで追い出すわけにもいかなかったので、日本から持ち込んだ「押すだけベープ」吹きかけて退治しました。
アフリカ来たぜぇ!って感じです。
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