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為替介入時のトレード Ver.2

前回9/21に介入時のトレードについてNote記事を書きました。
そして翌日9/22円買い介入第1弾が実施されました・・ここで確認出来た事は円買い介入も2011年の円売り介入と同様の値動きをする(⚠️重要)と言う事です。

それから約1ヶ月・・10/21待ち侘びた円買い介入第2弾が実施されました。
この瞬間は直前にWSJのリーク記事により為替相場が結構動いていたので、チャートを見てて上手く立ち回る事が出来ました。
前回言いましたが・・介入時のトレードでは「とにかく初動を掴んだ者は強い」と言う事です。

ここで大規模介入かどうかの(スムージング目的のステルス介入との違い等)判断は?と疑問を抱く人も居るかと思いますが、個人的見解としては「1分足」と「5分足」を凝視して、買いポジションを強制的に潰して行く動きが見られた場合、ほぼ確実に大規模介入が実施されていると判断出来ると思います。

それではチャートを確認して下さい。

ドル円 - 1分足 -

1分足ではA, B, Cの下髭をDの大陰線で押し潰しています

ドル円 - 5分足 -

こちらは5分足ですが、約100pips程度の大陰線(⚠️下髭なし)となっています。

次に最初にステルス介入観測(⚠️ステルス介入実施の有無は分かっていません)が出た10/13以降のチャートを確認(分かりづらいですが)して下さい。

ドル円 - 5分足 -

A, Bは巨大な下髭を付けている(買い圧力が強い)のに比べてCは下髭が一才ありません。
つまり買い圧力を強制的に巨大な売り圧力で潰していると言う事です。

次にこれも前回言いましたが・・「初動では終わらず第2, 第3弾と波が来る」と言う事です。
つまり一旦149円付近まで下落した後、再び150円台に乗せてきた所は絶好の売り場となる可能性が非常に高いのです。
何故?そう言えるのかは実施している当局の立場になって考えてみて下さい。

当局は投機筋の買い圧力力技で押し殺しに来ている訳です・・つまり中途半端な所で買った連中に痛い思いをさせたい訳ですから・・それらのポジションを切らせるのが本来の目的です。
もし第1弾だけで終了してしまえば・・それは買っている連中の思う壺な訳です。
仮に150円台で売れなくとも、5分足の6本目の下髭149.67付近を下にブレイクした所は売ってみる価値は十分にあると思います。

ここまで言うと次に・・ではどこまで売って行けば良いのか?どこでドテン買いをしてみても良いのか?と思われるかと思います。
それは2011年の円売り介入前回の円買い介入時を参考にするべきだと思います。
そして細かな説明は省略しますが・・基本的に第1弾の介入時よりも第2弾の介入時の方がより多くの資金を使用する可能性が高い事を念頭に置くべきです。

では2011年の円売り介入(単独)時のチャートを確認して下さい。

ドル円 - 日足 -

Aが2011. 8/4の介入時で金額は4兆5,129億円
Bが2011. 10/31の介入時で金額は8兆722億円
第1弾よりも介入額は多く値幅も大きい事が分かります。

次に2022年9/22(前回)と10/21(今回)のチャートを確認して下さい。

ドル円 - 日足 -

Aが2022. 9/22の介入時で金額は2兆8,382億円
高値⇆安値の値幅は約555pips
一目均衡表の基準線でサポートされました。

Bが2022. 10/21の介入時(金額は現段階では不明)ですが恐らく前回よりも多いと思われます。
前回を参考にした場合、再び一目均衡表の基準線がターゲットになる可能性が見えてきませんか?


最後に介入時に下で拾うよりも売りでエントリーする方が効率的と言う事について考えてみて下さい。
普段のトレードで普通の人はフルレバアタックは出来ません。
証拠金維持率を考慮してポジションを取りますし、いくら自信があっても(個人的に)ほぼ確実にそちらに動くとは限りません。
また突発的なニュース等により逆に振れる場合もあります。
しかし介入時は巨額の資金をもとに強制的に相場を動かしていますから、ほぼ確実に一方向に動きます
つまりFXで唯一フルレバアタックが許される珍しいケースです。

-注意-
▶︎ あくまで私自身の経験に基づく考察です
▶︎ 反対意見等を否定するものではありません

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