クリプト版エンジェル税制の提案

暗号資産の分離課税を20%が石破総理により明確に否定され、国民民主党玉木さんが「石破さんの答弁にがっかりだ。。」というツイート。

そして、「石破クソ!玉木さん万歳!」というクリプト民のツイートがタイムラインを埋め尽くした昨日今日(12月3日、4日)。

僕も決して多くはないが、暗号資産を持っている者として自身の利益を考えれば、「石破ふざけんな!」という気持ちだが、

一方で、「国民の理解は得られない」という石破さんの発言については「全くその通りだ」とも思っている。

国家の成長戦略として立ち上がったweb3。2021年から多くのスタートアップが立ち上がったわけだが、2024年時点で総括すると、朝倉さんが仰る通り「web3は客層の悪い飲み屋みたい」に尽きる。

もちろん、素晴らしい起業家もおり、世界を変えるチャレンジしている。これは間違いない。

しかし、そんなスタートアップはほんの一握りであって、「マジョリティはどうだろうか?」と言われると残念ながら、国が産業政策の一環として支援するべき事業者には思えない。

また、(暗号資産税制改正の文脈で)玉木さんを指示する方々は2010年代にアーリーアダプターとしてビットコインを買った人達がメインであって「自身の納税額を減らしてくれない石破はクソ」という主張にしか聞こえず、残念ながら、税制を改正してまで保護するべき対象だとは個人的には全く思えない。(もちろん僕自身の利益も含めて)

他方で、

先にも述べたようにごく一部ではあるが、世界を変えるチャレンジをしている素晴らしい起業家がいるのも事実だし、そんな方はみんな世界で戦っている。

そして、クリプトに関する規制が厳しすぎることや、そもそも怪しいという理由から、特にVCや事業会社からファイナンスをすることが困難である課題もある。

これでは資金をレバレッジして一気に成長するスタートアップの戦い方ができずにグローバルでは戦えるはずがない。

そんな状況の中でweb3スタートアップを資金面で支えているのはクリプト長者からのエンジェル投資である。

提案

それを踏まえて、僕の提案はクリプト版エンジェル税制だ。

ビットコインやイーサを利確することで得た資金をweb3スタートアップに投資をしたらキャピタルゲイン課税は非課税という制度だ。

クリプト長者の利益を社会還元する最適な方法だと思っている。

株式投資のキャピタルゲインの課税を免除するエンジェル税制は既に存在し前例はある。そして、産業政策の観点からも一定説明はつくし、「国民の理解」も得ることはできるのではなかろうか?



いいなと思ったら応援しよう!