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ビジネスパーソンのためのPython活用術

はじめに

このnoteはプログラミング全くの未経験だが、業務でExcelを活用したり、普段の面倒な手作業を自動化してみたい。と考えているビジネスパーソンや、Pythonの基本文法は学んだがWebスクレイピングや自動化ツールを作ってみたい!という初心者Pythonプログラマー向けのPython活用noteです。
またこのnoteを読むと、次のような事が出来るようになります。

1)Excel処理をPythonで自動化出来るようになる
2)Web上のテキスト画像データを自動でまとめて取得出来るようになる
3)日付に関連する処理が出来るようになる
4)統計分析がPythonで出来るようになる
5)広告費用からスマホアプリのダウンロード数の予測
6)社員名簿や生徒名簿のような一覧からそれぞれのフォルダをまとめて作成する
7)PDFファイルからテキスト抽出
8)PDFから画像ファイルを抽出して保存(PNG/JPEG)
9)PythonからPDFを作成
10)PowerPointファイル(報告書)を作成
11)PythonからWordファイル(.docx)の生成
12)特定のWordファイルの文書の抽出(取得)
13)ブラウザの自動制御が出来るようになる
14)毎日アクセスするWebサイトを自動でまとめて立ち上げることが出来るようになる
15)メールリストから一括送信
16)PythonからSlackへ通知(メッセージ)を送る
17)Pythonからchatworkへ通知(メッセージ)を送る
18)Google検索の自動化
19)フォームに自動入力&送信
20)Twitterの自動ログイン
21)Gmailに自動でログイン
22)スケジューラーを用いた定期実行
23)Excelの自動データ入力
(プログラム実行後、自動でマウスの操作等の自動処理)
24)画像を認識し、その画像に写っている文字をテキストに書き出す(OCR)
25)漢字からひらがなやカタカナに変換
26)Google Cloud Platform(Cloud Function+Cloud Scheduler)とPythonを活用したメール通知定期実行環境の構築
27)Word Cloudの作成
28)mammothによるWordファイルをhtmlファイルに変換

また、今後はGoogle Apps Scriptに関する内容も記載し、ビジネスマンがPythonとGASを用いて業務を効率化・自動化する内容にアップデートしていく予定です。

上記の中で1つでもやりたい事がありましたら、是非ご購入頂けますと幸いです!

このnoteで学べるライブラリ

openpyxl
pandas
matplotlib
seaborn
scikit-learn
os
pdfminer
pdf2image
reportlab
python-pptx
python-docx
beautifulsoup
selenium
requests
pyautogui
Google API(VISION, Natural Language)
webbrowser
smtplib
schedule
pykakasi
mammoth

今後追加(更新)予定の内容

・Google Apps Scriptを用いて業務の効率化・自動化する内容
・Python基本文法(関数、モジュール)
・Anacondaを用いた開発環境の構築
・PDFからExcelへ文字起こし(書き出し)
・Googleスプレッドシートの読み書き(gspread)
・Tkinter(もしくはPyQt)を使った業務効率化GUIアプリ開発
・Djnago(もしくはFlask)を使った業務効率化Webアプリ開発
・形態素解析(janome)
・統計的仮説検定
・ロジスティック回帰分析を用いた見込顧客の契約確率予測
・各セクションに演習問題を数個追加

※上記全てが反映されるとは限りませんのでご了承ください。
※上記の中からどれがいつまでに追加されるかの見通しも未定ですのでご了承ください。

価格設定

20名まで1980円<終了>
21名から30名まで2480円<終了>
それ以降は、内容のアップデートにより価格変動。
(つまり早い段階で購入した方がお得です。)
またnoteは通常の書籍と違い、日々アップデートされますので、購入者から頂いたのわかりにくい部分やその他報告を元に随時アップデートを行なっていますので、購入してからも常に改善・改良されます。

※日々定期的に更新※
note最終更新日:10/28 17:30
現在文字数:60000字超え

その他サービス

・チャットサポートプラン

月額30000円で機械学習やPythonに関して質問し放題プラン開始!
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・スクールプラン

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・動画プラン(先着50名様)

詳しくはこちら




Pythonによる四則演算

まずは肩慣らしに、Pythonを使って四則演算を行なっていきましょう。
Pythonを動作させるために、Google社が提供している無料でPythonを実行できるGoogle Colabというサービスを利用します。
Google Colabを利用することで、お使いのPCにPythonを活用する事なく、Pythonの動作が可能です。

Google Colabを使おう!

ではGoogle Colabを利用しましょう。
こちらのリンクからColabを開く事が可能です。
(※Google Colabの利用に、Gmailアカウントが必要です。)

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次に、左上の『ファイル』から『Python3 の新しいノートブック』を選択します。

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すると以下のような画面になって入ればPythonの動作環境は以上です。

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四則演算

それでは足し算、引き算、掛け算、割り算を行なっていきましょう。
Pythonでは左側の列の演算子記号を使って行きますので、右列の意味と比較しながら覚えてください。

画像4

ではGoogle Colabの画面に戻り、プログラムを書いて行きます。
はじめに、5+5
と入力してみます。

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入力後、左側の(▶︎)を押してください。
コードが実行されます。
はじめは実行時間に少し時間がかかります。

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上記のような結果になれば実行出来ています。
足し算を行いました。
次に以下のコードを入力してみてください。
入力は次のセル(テキストフィールド)に入力してください。
(画像を参考)

print(10-5) # 引き算
print(20*3) # 掛け算
print(10/5) # 割り算

書き終わった方は、(▶︎)を押して実行してみてください。

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上記のような出力になったはずです。
print()は()の中に数値などを渡す事でその値を出力する事が可能です。
また# 引き算 とある部分ですが、これはコメントと言ってメモとして機能します。コメントの部分は実行には影響されないので、プログラムの補足などメモの代わりとしてお使いください。
これにて四則演算は以上です。
次は、Pythonを扱う上で最低限の基礎となる『変数』、『データ型』、『if構文』、『for文』に関して説明します。

Pythonの基本文法

変数とは
変数とはプログラミングを行う上で欠かせない機能の1つで、全くの初学者の方でも理解しやすいように説明します。(そのため厳密に欠けた説明になりますがご了承ください。)
変数はデータを入れる箱の機能を果たします。(変数のイメージとしてデータを入れる箱だとお考えください。)
箱(変数)に名前をつけておくことで、その箱に値を入れたり、値を取り出すことができるようになります。この箱につけた名前を変数名と呼び、変数に値を入れる(紐づける)処理を代入(格納)すると言います。
記述は次のようになります。

num = 10

=というのは代入するという意味で、数学におけるイコール(等しい)とは違う意味ですので注意です。

numというのが変数名になります。
このnumに10という数値を代入したという意味になります。

データ型

Pythonに限らず、プログラミング言語にはデータの性質を表すデータ型というものがあります。
主要なデータ型には整数型(int)、文字列型(str)、浮動小数点型(float)、真偽値型(bool)、リスト型(list)といった型があります。
Pythonでは変数にデータを代入したタイミングでデータ型の種類が決まります。

num = 10 # 整数型
message = "python勉強中" # 文字列型
num2 = 20.0 # 小数点型
text = True # 真偽値型
li = [1,2,3] # リスト型

整数型は数値を代入することで整数型になり、文字列型はダブルクォーテーション(")やシングルクォーテーション(')で文字を代入すると文字列型になり、小数点型は小数点付きの値を代入し、真偽値型はTrueもしくはFalseを代入し、リスト型は[]を使ってデータを代入するとリスト型になります。
type()という関数を使うと変数のデータ型を調べることが出来ます。

print(type(num) # int
print(type(message)) # str
print(type(num2)) # float
print(type(text)) # bool
print(type(li)) # list

if文
if文は条件分岐を実現する構文で、条件分岐を使うと、条件に応じて処理を分けることができます。
比較演算子と合わせて条件文を作るため下記の表の比較演算子と意味は覚えておいてください。

画像65

score = 90

if score == 100:
   print("満点")
elif score > 85:
   print("合格!")
else:
   print("不合格。次回頑張りましょう。")

上記の例では、変数scoreが90なので、elifの条件内の処理の合格というメッセージが出力されます。
scoreの値を変えて色々と試してみてください。
例えばscoreの値を100にすると、満点が出力され、85含むそれより小さい数値を代入すると、不合格。次回頑張りましょう。という出力になります。
つまり、値と条件によって処理を変える事が出来るのがif文になります。

for文
for文は繰り返し処理の構文です。
繰り返し処理を行うには、for文を使います。

for i in range(0,5): # 0から5未満(4まで)を繰り返す
   # ループ内変数iに1~4までの数字が生成され、ループ毎に1つ1つ代入されます。(最初のループでは0が代入されます。)
   print(i)

上記を実行すると01234と(縦に)出力されます。
for文を利用する事で、同じ処理を繰り返し利用したいときに役立ちます。

他の文法
他にも『関数』や『モジュール』といった文法もあるので気になった方は下記のテキストをご利用ください。

日付に関連する処理

手始めに、pythonの標準モジュールであるdatetimeを用いて日付に関連する処理をしてみましょう。
datetimeモジュールを読み込みます。
読み込みは、Google Colabのセルに記述してみて下さい。

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