人生に絶望している時
サバイバーである自分は、人生を振り返るとほとんど何もうまくいったことはなかった。原因は間違いなく幼少期の虐待にある。
1番後悔していることがある
それは「仕事のスキルを積み上げてこれなかった」こと
なぜならどの職場でも人間関係に馴染めなかったから
そして人間関係を避けるためにチャンスを無碍にしてしまってきたから
サバイバーは人間関係において「迎合する」か「拒絶するか」という極端な人間関係になりがち。そして人と接する時に「極度の緊張」や「自信のなさ」も強く影響してしまう。
サバイバーは、生きるために親に迎合することで命を繋いできたため、その環境に適応してしまっている。
でも、そのような特殊な環境に適応するために、防衛のために獲得した性質の多くは社会に出た途端に悪い影響を及ぼす
自分は自分に対する恥の感覚も強い。
愛された人たちが社会のなかで挑戦し続け順調にスキルや人としての成長を積み上げていく姿に嫉妬したり、自分の現状に絶望したりする時もある。
自分の人生は一体何なのか。
時々ひどく絶望する時がある。
そんな時に絶望の中に光を灯してくれる問いと言葉がある。
それは田坂広志さんという方の言葉。
「自分の人生は大いなる何かに導かれている。
人生で起こるすべてのことに深い意味がある。
不運に見える出来事にも必ず深い意味がある。
大いなる何かはその出来事から何を学べと自分に言っているのか」
という問いと言葉である。
強制収容所での生々しい生活を描いた
ヴィクトール・E・フランクルの
「夜と霧」という書籍の中で
フランクルは言っている。
収容所で
亡くなった多くの人と生き延びた数少ない人との違いは、
生きる意義を見失っているかいないか
困難を乗り越えるだけ意義を人生に見出しているかどうかだと。
「その辛い出来事にも必ず深い意味がある」
人生に絶望している時に自分を救ってくれた言葉です。