2024.11.8 『信仰と信徒』

(吉岡るるの魅力を延々と語られる皆城総士)
「〜って言うところが吉岡さんの魅力で…って聞いてますか、皆城さん」
「……」
「皆城さん?」
「……ん、ああ」
「吉岡さんの話、聞きたがってたのは皆城さんじゃないですか」
「…すまない、君の話を聞いていると、一騎のことを思い出してな」
「真壁さんのことを?」
総士は過去―いや、今でもそうかもしれない―一騎にとって自分は神様に似た存在なんだ、と言われた事を思い出していた。
るるのことを語る萌の目は、どこか自分と話している時の一騎に似ている様な気がしていて。
「…彼女とどういう関係になりたいかは君の自由だが、彼女はもっと君と親密になりたいと思ってるんじゃないか」
「…でも、私が吉岡さんとなんて」
「…僕は"友達"と話したいのに、あっちには"神様"だって思われてることに、少し寂しく感じる時もある。形はどうあれ、慕ってくれていることを不快に思ったことはないが…」
「私が、吉岡さんを寂しくさせてたってことですか」
「その答えは、自分で見つけるんだ。
…フェストゥムと対話するより、よっぽど簡単だ」

・フォロワーから出された「高山萌と皆城総士」をテーマにしたSS(もどき)。

・また小説ちょこちょこ書いていきたい。日記もね

・お題などがあった方が自分は書きやすいかもかもしれない。自由が1番難しい。

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