ドライバーを買い替える前に鉛を買え!!
こんにちは。kazu golf のつれづれなるnoteです。
今回のnoteのテーマは「鉛」です。
最近のゴルフクラブは、高機能でドライバーは特に買った時点でアジャストできるウェイトなんかが搭載されていて、そのウェイトを可変させることで、フェード系やドロー系の球筋に調整できるようになっていて、すっかりその地位が低くなってしまった感がある鉛なんですが、今のゴルファーの方で鉛で球筋や細かい調整をしている方ってどれくらいるのでしょうか。
私の体感ですが、鉛はおろかすでに搭載されているウェイトやカチャカチャすらいじらずに買ったままの状態で、うまく打てるか打てないかでそのクラブの性能を判断してしまって、このクラブは自分には合っていないとか合っているとか判断している方がとても多いような気がしています。
かくいう私も、純正の状態はメーカーがたくさん研究した結果多くの人にフィットするよう設計したのだから、純正の状態で打てないのは自分のスイングに問題がある、と考えていたのですがその考えだけではどうにもならないことがドライバーで問題が発生したので、今回昔やっていた「鉛」による調整を導入することにしました。
まずは、クラブに鉛を貼る行為なのですが、基本的にはゴルフ規則に則ったものであれば鉛をクラブに貼る行為は問題ありません。むしろプロやトップアマなどは鉛で積極的に調整している方が多いと思います。
鉛による調整は、理屈さえ理解すれば自分でも簡単に調整できますが、さらに厳密に調整したい場合はフィッティングスタジオへクラブセットを持っていけば、1本あたり300~500円くらいでプロが調整してくれます。
基本的な鉛の貼り方ですが、クラブのフェース面を避けてクラブの裏側に貼っていきます。
・球を捕まえたいならクラブのヒール側
・球の捕まりを抑えたいならクラブのトゥ側
・弾道を高く上げたいならクラブヘッドのフェース面から一番遠いお尻側
・弾道を低くしたいならクラブヘッドのフェース面の近くのソール面
に鉛を貼っていきます。
この基本的な鉛を貼る位置を覚えて、
・球を捕まえつつ弾道を高めにしたいならクラブのヒール側でフェース面から遠くなる斜めヒール側
・球の捕まえを抑えつつ弾道を高めにしたいならクラブのトゥ側でフェース面から遠くなる斜めトゥ側
と複合的な効果が得られる位置に鉛を貼ることもできます。
鉛を貼る量ですが、基本的には2g貼るだけでも効果を体感できます。
市販のゴルフ用の鉛は一片2gで、2gの重さはスイングウェイト1ポイント相当の変化が期待でき、たった2gですが、アドレスしてワッグルするだけでもクラブヘッドが重くなったのが感じられるほど変化を体感できます。
最初は、変化をわかりやすく体感するために2片くらい貼って試打してみると良いでしょう。そこから、位置を変えたり変化を体感できたら1片に鉛を減らすなどして調整するとよいでしょう。
肝心の鉛の価格ですが、複数のメーカーからゴルフ用の鉛を販売していて、2g✕10片で、だいたい400円~500円くらいです。ですので本当に気軽に鉛を購入していただいてクラブ、特にドライバーのスライス対策や弾道調整のためにペタペタと貼っていってもらいたいと思っています。
現在のように、ドライバーにカチャカチャや可変ウェイトが搭載されていなかったころは、鉛をペタペタ貼っている人は一定数練習場などで見かけたのですが、最近のクラブの高機能化ですっかり「鉛らー」を見かけなくなったのは寂しいなぁと思います。
私のドライバーに鉛を貼ってみたところです。
もともと捕まりやすいモデルのドライバーですが、それでも私のスイングでは若干フェード系の捕まらない球が出ることがあるため、ヒール側に鉛を追加して貼りました。
ドライバーに搭載されている可変ウェイトはヒール側に8gのウェイトが付いていますが、それに加えて2gの鉛で合計10gのウェイトになります。
そして、スイングウェイトは1ポイント重くなりました。
試打してみてカチャカチャも試してみまして、結論としてはセッティングは純正のまま、鉛は写真のようにヒール側に2gで落ち着きました。
その後、これは鉛貼りの応用編なのですが、鉛2gをシャフト側、グリップがシャフトに刺さっているグリップの始まり側のシャフトに2g鉛をペタっと貼ってスイングウェイトを少し軽くしました。これ、専門的にはカウンターウェイトとか言うらしいですが、正しいかはわかりません。
でも、グリップ側のシャフトに鉛を貼る行為は違反でもなく、クラブのスイングウェイトを軽くする効果の他に、手元が重くなるためスイングする時、手をグリグリこねるような事をしづらくなるためダウンスイングが安定するという効果がある、と言われています。※諸説あります。
この鉛によるクラブのチューニングは、本当に信じるか信じないかはあなた次第なのですが、金銭的にも数百円の投資ですのでものは試しということで、ぜひやってみて欲しいチューニング方法です。
鉛を貼る量を大量にすれば、ドライバーやアイアンが持っている本来の特性の真逆にすることも可能ですが、基本的には少量貼って特性をさらに際立たせるという使い方が正しい鉛の使い方になります。
鉛は多くても4g~5g貼ることを上限にしましょう。
ゴルフ系YouTuberによる鉛の検証では、効果をわかりやすくするために10gくらい鉛を貼って検証していますが、そんなに貼らなくても普通の方でしたら4gくらいで変化を体感することができます。
今、あなたのクラブで球筋に不満がある方はクラブを買い替える前に、まずは鉛を買って調整してみてください。
たった2gで嘘だろ!?と思う方。
騙されたと思って試してみてください。
きっと鉛でクラブを調整する沼にハマることでしょう。
あなたのゴルフライフに幸あらんことを。