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Kz流はんだ付け

皆様、明けましておめでとうございます。現在、2025年元旦にこの記事を書いています。どうも、Kzです。

まずは以下を明確にします。
「Amazonのアソシエイトとして、Kzは適格販売により収入を得ています。」

今回の記事では、年間50台以上の自作キーボード、主にKeyball、Keyballishのはんだ付けを行ってきた私が、秘伝のはんだ付け方法を紹介します。有料記事にしても良い内容ですが、無料で公開します。(←冗談です)
※余談ですが、仕事でも15年以上のはんだ付け経験があります。エンジニアなので。ですから、依頼されたはんだ付けは綺麗に仕上げますよ(笑)

この記事の内容が少しでも皆様のはんだ付けLifeの役に立てばと嬉しいですし、それを心から願っています。
※この記事のようにやったのに失敗した。弁償しろ!!は受け付けませんので!!

また、私が使用しているはんだ付けに必要な機器、部材は最後の章でアフィリエイトリンクで掲載しています。是非とも、そちらから購入していただけると、これまた嬉しいです。宜しくお願いします。


はんだこての温度設定は370℃

私は基本的に370℃設定で全てのはんだ付けを行います。
ただし、例外があります。
それは、LEDのはんだ付けです。LEDの場合は、320℃で行います。

はんだ付けの時間は、長くても1箇所あたり2~3秒

感覚的には1秒くらいです。長くても3秒はいかないかなと。短時間でチャチャっと仕上げます。
もしそれ以上時間がかかる場合は、こて先の当て方、接触するポイントが良くないです。では、次に「接触させると良いポイント」を探しましょう。

こて先のスイートスポットを掴もう

これは、ちょっと文章で表現が難しいのですが、使用しているこて先のどのポイントが一番温度が高いのか?を把握して欲しいです。
370℃に設定したこて先にはんだを付けてみてください。
おそらくこて先の先端ではなく、少し太くなっている部分が一番はんだが溶けやすいのではないかと思います。鉛筆で言うところの、先の尖った部分では無く、ほんの少し手前。
そこが使用しているはんだこての一番温度が高い場所です。場所によっては、はんだこて自体の持ち方を少し回転させたりする必要があるかもしれませんが、私が伝えたいポイントは、はんだ付け開始前にそれを把握しておくと良いという事です。
ここは後で写真を追加する予定です。

こて先は常に綺麗に!毎回掃除!

アフィリエイトリンクで商品リンクは付けていますが、1箇所はんだ付けが終わるたびにこて先は綺麗にすることが理想です!!
ただ1箇所毎はさすがに効率が悪すぎですので、ある程度使ったらキレイにしています。ある程度とは?ですが、キーボードのキーソケットやダイオードなら、縦の1列分、つまり4個(4箇所)くらいですね。それくらいの箇所をはんだ付けするとだんだんとはんだ付け箇所が汚くなり、はんだの仕上がりも悪くなってくると思います。

使用する道具は二つ。
 1. こて先ゴシゴシくん
 2. こて先ピカピカちゃん
ゴシゴシくんで綺麗にして、ピカピカちゃんでコーティングして、再度ゴシゴシくんで。ってのが1サイクルです。
後述のアフィリエイトリンク先から購入してください❤️

力は要らない。しっかりこて先を当てましょう。

はんだこては熱を与える道具で、基板のパッド(メッキされた銅箔部分)と部品のピン(リード)にしっかりと熱を伝えてあげる必要があります。基板パッドと部品リードが接触していないと難しいです。また、接触させるこて先は、もちろんスイートスポットで!!
その際は力は不要です。ゴリゴリ、グリグリとこて先を当ててしまうとパッドや部品リードがダメージを受けるのでやめてくださいね!!

はんだ線から溶けたはんだはスッと流れて行きます!!

しっかり温まったリードとパッドに対しはんだ線を当てると、勝手にはんだは流れて行きます。ジュっと溶けて、スッと流れて行きます。ジュと溶ける時に煙が出ますので、これは吸わないように気を付けましょう。吸い過ぎ注意です。すぐに死ぬようなことはないですからね。そんな物を販売するはずはないので。ずーーーっと吸い続けるのはだめですよって意味です。

まずは仮止めで位置合わせをしましょう!!

私の場合は、右利きなので、左手でピンセットを使って部品を持ちます。右手ははんだこてです。え?はんだ線は?そうです、持てません。私が良く「両面宿儺になるしかない」と呟く理由はこれです。手が足りません。
よって、部品を一度仮止めします。その際、2ピン部品(キーソケットやダイオード)は片側を、それ以上のピンを持つ部品(マイコンなど)は対角の2ピンをまずは基板に仮止めします。 
表面実装部品(SM部品)はあらかじめ基板側パッドにハンダを軽く付けておいて、そこに付けます。TH部品(スルーホール部品)なら、マスキングテープを使ったりして部品を固定して、対角ピンをはんだ付けします。ここでは仕上がりはまだ綺麗である必要はありません。
重要なのは基板と部品底面がしっかり平行になっており、SM部品の場合、リードが基板と接触していることです。斜めになっていたり、ピンが浮いていてはだめです。また、部品の向きもしっかり確認してくださいね。

はんだを綺麗に仕上げるには、軽く「追いはんだ」すれば良い

仮止めしたはんだ部分はほぼ汚いです。棘があったりします。
それを綺麗に仕上げる方法は?簡単です。少量のはんだを足してあげれば良いです。私はフラックス入りのはんだを使うので、これができます。
フラックスなしのはんだを使う方はフラックスを塗布してはんだこてを当ててあげると綺麗になります。
フラックス、そう、それは、まるで、、、魔法の仕上げ剤(←面白い言葉、思い付かなかったです。)

はんだは少ないより多い方が良いと思います

これは完全に自論です。少ないより多い方が良いと思います。何事も適量がありますが気にしすぎても良くないです。
はんだはフィレットが形成されて、ほんのり部品リードの形もわかる方のが理想的ですが、まぁ、それを100箇所以上ある全ての部分で実現させるスキルは私もないです。そして、私はそのスキルは要らないです。100円なら買いますけど、200円なら迷う感じのスキルです。
よって、足りないよりは、やや多めの方が良いかと思います。一つ言うと、光沢のある仕上がりは必要です。そこは気にかけて下さい。

はんだ付け箇所も綺麗にします!!

これは不要という方もいますので、必須でなないかなと。私はフラックスクリーナーとキムワイプを使用して、綺麗にフラックス残渣を拭き上げます。その方が見た目が良くなりますし、時間が経った後の汚れ具合も違うので。そして、はんだ箇所も光沢が一層!!ってなるような、ならないような😁

使用後のこて先は、はんだを付けておく

これはコツではなくて、機材保持かなと。使用後はこて先をゴシゴシくんとピカピカちゃんでキレイにして、はんだを付けておくと良いですよ。こて先が長持ちします。

Kzが使用している部材、機器はこちら!!

私が使用しているはんだ付け用の部材、機器類です。参考までに。一応、持っている分と持っていない分(PR分)で分けます。

実際に所持しているモノ

私の愛機はこちら。デジタルが今は良いかも。

こて先はこれ1種類です。

ゴシゴシくん

ピカピカちゃん

ゴシゴシくんホーム

ゴシゴシくんホームとはんだこてのベース

はんだマット
作業はこの上で!!必ず!!

はんだ

困ったときのフラックス

お掃除の必需品

こちらも掃除にて使用。

予備として。これは、例えば、2本使って部品を外すときなどにあると便利かも。

こちらも、もしものときのために、吸い取り線。

こっちは最初の方は使っていましたが、今は使っていないこて先
※余り細かい作業をやらないならこちらでも良いかと。

ハンドテスターは絶対にある方が良いです!!

今ならこっちかな(PR分)

持っていませんが、今ならデジタルが良いかなと

是非スキル取得を!!

ここまで読んだ方は、本当にはんだ付けスキルを取得したい方かなと。応援しています。はんだ付けができると色々な自作キーボードが組めます。そして、 #Keyball , #roBa , #Keyballish , #roBaish もご自身で組めるようになります。皆様のQOLが上がることは間違いないので、是非、スキル取得を!!
最後に、今年も宜しくお願いします。


この記事は #roBaish -m-R で書きました。

2025 年 元旦
Kz


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