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キッズ大会レポート④

今回は今年の7月。

毎年参加している恒例のキッズサッカー大会(U-9の部に参加)での様子です。

3年生の中心選手の1人が都合により不参加になったことで、残りのメンバーでいつも通りのサッカーを展開できるか?チャレンジした大会です。


【テーマ】

<攻撃>
パスを展開して攻める。その為に必要なスペース、ポジショニングを意識する。
<守備>
チャレンジ&カバー

【目的】

攻撃では6月の大会で出来ていた横幅を使った攻撃を継続したい。ボール状況だけではなくスペースを意識して先の展開をイメージできるようになればどこで待てば有利になれるのかがわかってくるはず。

守備では1人で突撃するのではなく味方と一緒に守る・奪うという感覚を身につける為にこのテーマを設定。

【伝えるポイント】

・幅と深さ
・サポート
・チャレンジ&カバー

【狙い】

前進できるのか?できないのか?の判断をしっかり出来るように。突破が無理そうな時に戻しのパスコースでサポートする人、逆サイドで展開を待つ人がそれぞれ気づいてポジションを取れるか?
これが出来るようになると相手を揺さぶって両サイドのスペースから攻撃が出来るようになる。

【結果】

第1試合⚫︎0-1負け
第2試合⚫︎1-2負け
第3試合⚫︎0-8負け

5チーム中5位でフレンドリーマッチへ

第4試合⚫︎1-3負け
第5試合△0-0引き分け

【テーマに対して】

⚫︎攻撃
チームとしてボールを全然回せなかった。
幅と深さの理解とスペースで受ける意識が薄いので1人1人の立ち位置が悪く密集してしまいプレッシャーを受けて展開ができない。

前線の選手のライン間で受ける意識が低いこともDFラインにプレッシャーがかかる原因。
※中を閉じる必要がないので相手も出てきやすい

なので攻撃は完全に個人突破に頼った展開になってしまっていた。

⚫︎守備
まだまだ軽さが目立つ。
ドリブルで向かってくる相手に対して足先だけで対応しても止めることは難しい。
1人目のDFの役割と2人目のDFは役割が違うので、そこを理解した上で守備できるようにする。

【総括】

今回レギュラーGKが不在でなかなか厳しい試合になった印象。
現状だとどうしても3年生の中心選手の誰か1人でも抜けるとパスを横に展開できない。

1人いないだけでうまくいかなくなってしまうのではチームとして前進していかないので、逆にいない選手がいることで他の選手がその役割を担ってくれるようになることを期待していたが、そこまでの意識の選手は出てこなかったように思う。

パスを回せない理由として、気になったのは最初のトラップでボールを置く場所。
選択肢を狭める置き方(ボールが来た方向にそのまま止めるので逆方向へのパスが出せない)になっている選手が多いと感じた。

もう少し体をオープンにして止めることで右にも左にも蹴れる場所にボールを置くことが出来れば自分の選択肢が多くなり、それが相手を迷わせることにも繋がるしプレッシャーを受けににくくすることができる。↓

この攻守の課題についてはロンドトレーニングで習得できるのでこれをしばらくは徹底し、その中で攻撃も守備も原則的な動きを落とし込んでいく。


地域の大会では出来ていたことが、県全域の大会になるとうまく出来ない。

もちろん相手のレベルが上がりプレッシャーもより強くなるので難しくなるのはわかる。

けど、最終的にそのレベルでもやれるようにならないと自由にサッカーを楽しむところまで到達できないですし"勝つ喜び""サッカーの本質的な楽しさ"を知ることはできません。

「キッズサッカーは結果云々ではなく楽しければ良い」と言う方もいると思います。
ただ、練習を楽しさ優先でやって試合ではボコボコにやられる。
コレって果たして楽しいのか?
というところからスタートしたこの世代。

僕の要望で練習回数を増やして、中身の強度も上げて…

選手達も(もちろん保護者様も)それについてきてくれたのは嬉しかったですが、逆に言えばこれで結果がついてこないなら自分自身の指導力の問題になってくるという責任も同時に覚悟していたことを覚えています。

それではまた次回。

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