信用がお金を生む
こんにちは、かず(@kazu_1247)です。
今回は、西野さんの『新世界』を読んで印象に残ったことのアウトプットです。
【ざっくり目次】
・変化しているお金
・お金とは信用である
・ダイレクト課金
・面白い(と思われる)ことが信用に繋がる
変化しているお金
僕たちが一歩踏み出すときには、必ずと言っていいほどお金の問題が絡んできます。活動費や生活費、そういった費用捻出し続けなければいけないからです。このお金の問題がクリアできなくなってしまったときに、その活動が終わらされてしまうのです。このことを知っているので、取り返しがつかなくなるぐらいなら、このままでいたほうがベターだと頭では考えて、留まってしまうのです。お金の不安が大きいと、なかなか動くことが難しくなります。
人間は、自分たちの行動をも左右する道具を発明しました。しかし、今、使っているお金に大きな変化が起きています。お金のデザインや見た目は変わっていませんが、お金の流れ方やお金の生み出し方が大きく変わっています。
お金とは信用である
西野さんは、彼の友達であるホームレス古谷さんを例にあげて、お金の本質は「信用」であるということを説明しています。
ホームレス古谷さんは、お金は持っていませんが、お金に困ってもいません。
僕たちがお金に困るタイミングというのは、お金が無くなったタイミングでした。だから、お金に困らないように貯金をしていました。お金がなくなったら、お金に困るからです。しかし、ホームレス古谷さんは、お金を持っていませんが、お金に困っていません。それは、彼が現代のお金のあり方を正確に捉えてそれに合わせて生き方をしているからです。
ここであるエピソード紹介します。
ホームレス古谷さんはホームレス社長として「何でも屋さん」をしていました。1日50円という価格で何でもしていました。草むしりや、新発売のiPhoneを買うために列に並んだりもしていました。
最初は、50円で一日中草むしりをしていました。購入者は50円で一所懸命働く彼を見て、さすがに50円で働かせてしまっては申し訳ないと考え、昼ご飯をご馳走するようになります。また、ある時は、夕ご飯をご馳走したり、呑みに誘ったりします。50円どころかそこそこの金額を彼は受け取っていすし、もはや友達になっています。こういったことを繰り返すうちに、彼はたくさんの友人ができ、例えば、クラウドファンディングを募った時もすぐに成功したりしています。
これまで、労働の対価としてお金を受け取るイメージが強かったです。しかし、ホームレス古谷さんはお金を受け取ることを放棄して、その代わりに「信用」を稼ぎ続けました。購入者は、彼の「労働」にお金を払っているのではなく、一所懸命に働く彼を見て、彼のこと「信用」したから、昼ごはんを奢るなどのお金を払っているのです。
ダイレクト課金
「注目を集めている人と信用を集めている人ではお金の出所が違う」と西野さんは言います。
注目を集めることで成り立っている場合は、お金の出所は広告(広告費)です。一方で、信用を集めることで成り立つ場合は、お金の出所は、お客さん(ダイレクト課金)です。
テレビでもYouTubeでも、注目の高いところには広告費が発生しています。広告費の場合、スポンサーに対して忖度が発生することになります。そうなると、自分が思っている事とは異なることを言葉にするという状況が生まれます。
僕たちは、そういった状況に気づき始めています。
そういったことで生きているタレントの広告力が落ちてきていると西野さんは言います。こうなってくると、スポンサーは、注目度だけが高い人だけでなく、「信用」を集めている人に集まります。信用を集めることで、それがダイレクト課金に繋がることになります。
西野さんは、最初に「信用」を稼いでしまえば、後からいくらでもお金は稼げると言います。
面白い(と思われること)ことが信用に繋がる
西野さんのオンラインサロンには、度々、面白いことをするメンバーいるといいます。彼らは、どこの会社にも所属していないフリーランスの人が多かったりするそうです。
彼らが会社に所属しない理由は、「会社に所属してしまうと、会社の事情で場合によっては『面白くないこと』に参加しなければいけなくなって、信用を落としてしまうから」だそうです。
固定給と引き換えに信用を落としながら、「自分の力でお金を作れない体」になってしまうことが貯信時代では危険なことだということに彼らは気づいてると西野さんは言います。
ここで、改めて、会社と言う存在についてもう一度考えなければいけません。
会社に個人の仕事をガシガシ決められてしまう会社は廃れていきます。言い換えると、社員に利用されない会社は廃れるということです。今は、自分で発信して信用を稼ぎ、それを換金できるようになりました。なので、優秀な人ほど給料で釣ることが難しくなってきています。優秀な人材が求めるのは、高い給料もらっている自分ではなく、常に面白いことをしてる自分だからです。信用を稼いでしまえば、お金は後からいくらでも手に入るからです。
今回のアウトプットは以上です。
それではまた。
Written by かず(@kazu_1247)