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ダイタクさんとの出会い

読んでくださりありがとうございます。
今回もお笑いについて語っていきたいと思います。

ダイタクさんにハマったきっかけは前回軽く書いたので省略させていただきます。

ダイタクのお2人は見れば見るほど、知れば知るほど好きになっていく魅力しかない芸人さんだと思う。
5分違いの双子。一卵性。兄がいる。
父はプロボウラー。
双子の兄の大さんは少し受け口で鼻の所にほくろがある。
双子の弟の拓さんは左の目元にほくろがある。
私の最初の見分け方はほくろと鼻だった。
大さんの方がちょっと鼻がゴツい。
何が面白いって身長体重全く一緒だったのに最近は大さんがちょっと太り気味で体重が違くなってしまったらしい。
でも最近はもはや似てないという認識になってきている。

ダイタクさんに出会って私は何度も救われた。
まずは笑顔をくれること。
ネタも面白ければトークも面白い。
劇場でお客さんが見えやすいような動線の作り方を工夫していると聞いた時は鳥肌が立った。
後輩思いなところや色々な先輩方に可愛がられているところ。
DMに必ず既読をつけてくださるところ。
やはり知れば知るほどアラフォーの双子に惹かれていく。
何より、ダイタクさんが芸人になるまでの経緯を知った時はすごく勇気をもらった。
大学受験に失敗し、妥協で地元の大学に通っている私には将来が見えなかった。
この大学じゃずっとやりたかった夢を叶えることができないと何もかもを諦めていたのだ。
そんな時、千原ジュニアさんのYouTubeでダイタクさんの結成秘話を聞いた。
双子らしい意思疎通でお互い芸人になりたいと思っていたが思春期も重なり言い出すことができずに2人は別々の道を選ぶ。
「みんなこうやって夢を諦めるんだ」
大さんのこの言葉が私の胸に突き刺さった。
人って共感を求めたい生き物なんだと思う。
好きな人の言葉なら尚更。
舞台上でキラキラ輝く人が私と同時期に私と似たような挫折を味わっていたことがなんとなく嬉しかった。
“夢を諦めるのも才能だ”
私の好きな小説の一節である。
それでもやっぱり私は夢を諦めたくはない。
ダイタクさんがそう思わせてくれた。

私は毎月ダイタクさんを見に行った。
60分、90分と時間いっぱいダイタクさんが見れるようなライブに行った。
会えるのがすごい嬉しかった。
舞台上で漫才してる姿もコーナーのMCをしている姿も笑い合っている姿も。
全てがキラキラしていた。エフェクトがかかったかのように輝いて見えていた。

現実は辛く苦しく、時に寂しい。
幕張でダイタクさんを見終わった後、駅に行こうと外に出た。
なんとなく1人になりたくて。
私は暗い夜道を歩いた。
さっきまでの興奮は何処へ。
余韻に浸るよりも現実に戻る辛さが私の身に染みた。
泣きそうになりながら駅のホームにぽつんと佇む。
そしたらなんと。
エスカレーターから大さんが登ってきたのだ。私は思わず声をかけてしまった。
「大さんですよね?お写真撮ってもいいですか?」
『いいよ。みんなも来るから一緒に撮ろう。』
拓さん・有宗さん・グチヤマさん・かつやまさんがぞろぞろと駅のホームに降り立つじゃないか!
その時の私はテンパりすぎていたのだろう。
大さんが自撮りの仕方を教えてくれたのだ笑
ダイタクのお2人はファン対応にクールなイメージがあったが一蹴された。
大さんがとても優しかった。
声音も投げかけてくださった言葉も私の胸を躍らせた。
何より画面に映る笑顔が嬉しかった。
大さんも拓さんも同じポーズをしているのが愛おしかった。
駅のホームでの僥倖。
私の一生の宝物である。
これからもお2人のファンであり続けたい。

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