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当たり前にあるもの

Googleさんが持ってきてくれたニュース記事に目がとまりました。

こちらの記事で紹介した尾道の渡船が営業を終了するというものでした。

Googleさんが持ってきてくれた記事はこちら


135年間手漕ぎ舟の時から営業をしていた、民間最後の渡船が営業を終了するというのです。

交通インフラであろうと会社である以上利益をあげるというのは必要な事です。

尾道水道にとって渡船というのは時代に沿って手漕ぎから、エンジン、車両運搬船と変化しながら発展してきたのでしょう。
それが橋の開通により利用客が減少し、今回の廃業に繋がったと考えられます。

これも時代に沿った変化の一つと言われればそれまでですが、自分に縁の少ない所でも寂しく感じます。


数年前東日本大震災の被災地を訪れた事があります。そこで語りべタクシーに乗車し、運転手さんから言われた事があります。

自分の街の写真を撮っておいてください。

当たり前の風景がいつ変わってしまうか分からないから。

災害と今回の問題を一緒には出来ませんが、変わるという事では同じだと思います。

渡船が往復する尾道水道の風景

おそらくそれは尾道の方々からすると当たり前の風景でしょう。

普段の何気ない街の風景、当たり前の日常、家族、恋人、友達、それがどれだけ大切な事かと言うのは、皮肉な事に当たり前になればなるほど見えません。

だから私は語り部タクシーの運転手さんに言われてから、たくさん写真を撮るようにしています。

当たり前を見つけるために


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