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読書5 「花森安治のちいさな絵と言葉集 美しいものを」

「人間らしくいきる、ということは、したいことだけを、気まま放題に、なんでもする、ということではない。したくないことでも、当然しなければならないことなら、じっとがまんして、やりとおす、ということである。それができなくて、いやなことは、甘えてやらないですまそう、というのだったら、それは、もう人間らしい生き方とはいえないだろう。」

「昨日そうしたから今日もする。
ひとがそうしているから、じぶんもそうする。
それはらくかもしれないが、
それでは生きている甲斐がないのである。

「花森安治のちいさな絵と言葉集 美しいものを」暮しの手帖社

 クリエイターのちあきさんの「言葉を仕事にするひと」という記事を読んで、この本がとても読んでみたくなって、Amazonでポチっと購入しました。

 実際に本を読んで眺めて、プロのすごさを目の当たりにしました。

 私は文章を書くとき、漢字に変換できるものは漢字に書くものだと思っていました。

 また、句点を打つときは、文法を思い出しながら(それでも間違っていると思いますが……)打っていました。

 花森さんの文章は、仮名のままで表記したり、句点の位置も独特なんですが、読んでいるとそれが、全く不自然ではなく、そこにあるからこそ、伝えたいことがわかるようになっています。

 文章を仕事にしている人のすごさと、日本語の美しさや優しさを感じ、文章にとても興味を持ちました。

 また、文章の美しさに、花森さんの懐かしく可愛らしい挿し絵が素敵で、ずっと見ていたくなります。

 誰かを傷つける言葉ではなく、美しく優しい気持ちになれる言葉を書いていきたいですね。


美しい言葉と可愛らしい挿し絵で溢れています

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