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【日本語教育】忘れるな!ド基本そして最重要
こんにちは。
現役日本語教師&オンライン日本語教師のKazuです。
・日本語教師をされている方
・これから日本語教師を始めたい方
こんな悩みはありませんか,,,,,,,
教案を作りたいけど、何から初めていいかわからない。
PPTを作るとき、どんな内容を入れ込むべきかわからない。
学生の日本語レベルが一向に上がらない。
日本語教師を始めたばかりの人は特に、調べなければならないこと・つくらなければならないこと・教えなければならないこと がたくさんあって、結局何から手をつけていいかわからず、1日が終わってしまう…..
こんな経験はありませんか。
わたしも教材を分析・作成するのに、あれもこれもと考え、
結局何を教えて、何を作ればいいかわかんないぃぃぃぃい!!!
と頭を悩ませた夜が幾度となくあります。
そんな時に、
ド基本そして最重要
日本語教師が決して忘れてはいけない考えに立ち返ってほしいのです。
日本語教師が決して忘れてはいけないこと
Can-doを理解すること
日本語教育において最も重要なことです。
Can-do:言語行動目標
学習者が到達すべき具体的な目標を、行動や能力として示すものです。
この学習を通して、「何ができるようになるのか」を示す必要があります。
Can-doの利点
学習目標の明確化:生徒は自分が何を達成できるのか、具体的に理解できる
学習のモチベーション向上:達成可能な目標設定をすることで、学習意欲を高めることができる
学習内容の体系化:Can-doに基づいてカリキュラムを設計することで、学習内容を体系的に学ぶことができる
国際的な共通理解:Can-doは国際的な基準として広く用いられており、他の言語学習との共通理解を促進する
少し難しいように見えますが、Can-doを理解することは、
学習者にとって、「何ができるようになるのか」が明確になり学習意欲が高められる、できることが増えることで継続的に学習を続けるモチベーションになる。
講師にとって、Can-doに基づいて授業構成を考えることができる、何を重点的に教えるべきか明確になる、フィードバックの際に具体的な評価を提供できる。
つまり、学生にとっても、講師にとっても、欠いてはならない
ド基本にして最も重要なことなのです。
教案作成に追われて、本質を忘れそうな時は必ずここに立ち返ること。
今日教えるべきことはなんなのか?
学生に必ず覚えてほしいポイントはどこなのか?
自問自答して、脳内をスッキリさせましょう。
Can-doの参考例
例えば[みんなの日本語 14課 A4]〜ましょうか。
この文型のCan-doはなんでしょう。
まずは私たちが実際に使う使用場面を考えて見ましょう。
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「〜ましょうか。」が言えたら、何ができますか。
_____________________ができる。
「困っている人に声をかけること」ができるようになります。
この文型で注意したいのは、
わたしが困っているわけじゃないことです。
みんなの日本語14課までは、
自分のことを相手に伝える・相手のことを聞く がほとんどです。
学生たちは自分のことを伝えることには慣れてきましたが、
困っている人たちを助けるというのは次のステップです。
この場合、
「荷物を持ちませんか?」「荷物を持ってください。」
などの誤用があるあるです。
ですから大切なのは、
わたし(A)は助けてあげる側、あなた(B)は困っている側という
場面をたくさん出してあげてください。
困った人を見つけた!助けてあげたい!→〜ましょうか。を使うんだ!
英語で訳すのは簡単ですが、
「あぁ〜〜こんな場面の時、〜ませんか。を使うのか!」
と学生自身が場面を想定・理解することがとても大事です。
その理解の違いで学生が実際に使えるようになるかどうかが
全然変わっていくのです。
Can-doが明確になると、
その後の教案づくり、そして学習者の理解も促進します。
日本語教師をこれから始める人・始めたばかりの人・慣れてきた人
そして、私もです。悩んだら、とりあえず、「原点」へ。
Can-doの大切さが、めっちゃ大事です。
本当に大事です。ぜひ、忘れないようにしてほしいです。
次回はCan-doに基づいた教案作りについて、書こうと思っています。
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Kazu