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【Note始めました🌸】言語大好きマンが現役日本語教師&オンライン日本語教師になった話
初めまして。
現役日本語教師&オンライン日本語教師のKazuです。
言語大好き!人大好き!!海外大好き!!!
というところで私の天職「日本語教育」に出会って約3年が経ったので、今までの経験や苦悩をアウトプットできたらと思い、Noteを始めました。
今日は私の背景と日本語教師に対する思いを書いていこうと思います。
簡単な自己紹介
Kazu
宮城県出身、東京都在住
東京都内の日本語学校非常勤講師
海外大好き(渡航数20カ国超え)
全力独身アラサー
AB型の左利き、稀に見る天才型です。
現在は都内の日本語学校勤務・オンラインプラットフォームPreplyにて
日本語を教えています。
言語を好きになったきっかけ
宮城の田舎出身の私。
本当に平凡で楽しい生活を送っていました。
高校時代、たまたま私は英語の成績が良かったため、学校の先生に
「仙台で行われる七夕祭りのボランティアをやってみないか。」
と誘われました。
その内容は、仙台で有名な七夕祭りに来る外国人観光客にチラシを渡したり、簡単な七夕の説明、道を一緒に案内する。というものでした。
宮城の田舎で育った私は、もちろん海外に行ったこともないですし、海外の人と話したことはありませんでした。(小学校の時に数回来てたALTの先生ぐらい?)
ですが、暇だったし軽いノリで私はその誘いを受けました。
それが私の転機となるとは知らずに………。
当日仙台駅前で、現地のスタッフとともに、ボランティア活動を始めました。最初は全く話せず、笑顔で誤魔化して、チラシを渡すことしかできませんでしたが、外国の方々はとても笑顔で嬉しそうにそれを受け取ってくれました。
遠いところから遥々こんな田舎まで楽しみにやってきてくれたことを想像すると私も嬉しくなって、
少しでも外国人の助けになってみたい….!
と、勇気を出して、私から勇気を出して拙い英語で話しかけてみました。
外国の方々は優しく耳を傾け、嬉しそうに話を聞き、一緒に街を回ることになりました。最後には「本当にありがとう!」と、かばんにつけていたキーホルダーまで渡してくれました。
これはもう10年以上前の話になりますが、今でも鮮明に覚えています。
大したことない出来事かもしれません。
でも当時の17歳の私にとって、
・リアルな英語を初めて聞いた
・海外の人と初めて英語で話をすることができた
・私の英語が誰かの役に立った
ことはとてもとても衝撃且つ嬉しい出来事だったのです。
このボランティアをきっかけに
私は言語・海外に興味を持つようになったのです。
(あの時誘ってくれた先生、本当にありがとう,,,,)
大学では
英文学・言語コミュニケーション分野で
日本語と英語のコミュニケーションについて研究しました。
その間アルバイトをしては、長期休みは海外旅行、
アルバイトをしては、海外旅行、、、と多忙ですが充実した日々を送りました。
卒業後は
海外で働く経験がしてみたいと思い、ワーキングホリデーを使って
オーストラリアで1年働きました。
貯金7万で飛び出したので、お金がなく、語学学校に通えなかった点は少し残念ですが、自業自得です…..笑
日本語教師になったきっかけ
実は大学時代にも一度日本語教師を目指そうと思ったことがあります。
自分で調べたり、先生に相談したところ、日本語教師はお給料が安い割に激務であり、現実的ではないと言われ、諦めました。
ですが月日が経ち、ワーホリが終わりを迎え、日本に帰国した直後、
コロナが流行り出してしまったのです。
帰国後は旅行業界や海外に携われる職に就きたいと考えていましたが、その考えは一度白紙に戻さないといけなくなりました。
たくさんの人がコロナの影響で職を無くしたり、夢を諦めなければいけなくなったり、、、、私もその一人でした。
これからどうしていこう、、、、、、半年間くらいアルバイトをしながら悩みましたが、私が下した決断はこうでした。
「先なんて誰にも分からないんだし、お金とか、地位とか、置いといて、
やりたいことやろっ!」
決まったら、即行動。
次の月には日本語教師になるための日本語養成講座に通い始めました。
日本語養成講座の大変な日々
私は、やるからにはとことんやりたいタイプなので、
日本語養成講座を選んだ時の基準は、
・実践が多い
・とにかく厳しい
・テストが難しい
でした。とにかく本物を身に付けたかったので、「簡単に取れるよ!」みたいなところではなく、「本物が学べそう!」なところを選びました。
実際に通ってみた感想は、頭がはち切れるんじゃないかと思いました。
日本語教師って、日本人だし、日本語話せるし、誰でもなんとなく教えられるんじゃないかって思われがちなんですけど、
(そんな私も最初は少し舐めてました)
本当に日本語って難しくて奥が深い。
日本語を勝手に習得しちゃったからこそ、説明をするって難しい。
でも厳しいで有名なその学校に通えて心底良かったと思います。
・日本語教育界で有名な先生に教えてもらえた
・模擬授業が多く、実際の教壇に立つ練習がたくさんできた
・日本語教育を本気で学びたい仲間にたくさん出会えた
いい大人になっても、こんなに必死こいて勉強するって
めちゃくちゃ素敵だなと本気で思いました。
日本語学校の大変な日々
日本語養成講座を無事卒業し、いよいよ日本語学校探しを始めました。
私が日本語学校を選んだ時の基準は、
・認定日本語教育機関である
・採用率低い
・定期的な勉強会がある
・先生のサポートが手厚い
とにかく実力をつけたかったので、時給や楽さよりたくさん学べる環境か、
先生のサポートに力を入れているか、等を重視しました。
実際に働いた感想は、頭がはち切れるんじゃないかってくらい大変。(2回目)
学校が始まるまでに何度が講習があり、始まってからも毎回授業の1週間前までに教案を提出→添削→やり直し→添削→やり直し…..
最初の頃は一つの教案を作るのに2日とかかかっていました。
もちろんもらえる給料は授業をした時間のみですから、割に合いませんよね。。。
それでも!私は、今の学校で働けて心底感謝しています。
逆に考えると新人の先生達にあんなにも親身になって、時間をかけて、教案を見てくださったり、授業のコツを教えてくださったりしていただける環境は他にないです。
後で聞いた話ですが私が今働いている学校は圧迫面接で相当厳しかったらしいです。実際に私も模擬面接をした際は、先生たちの質問が鋭すぎて、終始泣きそうでした。
でも本気で学生達と向き合って、頭を悩ませて、遅くまで頑張っている先生達に囲まれて、私は幸せです。
オンラインでPreplyを初めてみて
日本語学校での勤務が落ち着いてきたので、8ヶ月くらい前から興味があったオンラインプラットフォームPreplyに登録しました。
日本語学校での勤務は本当に楽しいです。
毎日学生の頑張ってる姿を見ると私も元気をもらえますが、
学校のデメリットとして、
・一度に教える学生の人数が多い
・日本語指導以外の雑務も多い
・その学校が受け入れてる国のみの学生にしか教えられない
私は日本語教育においてさらなる実力をつけるために、
学校では受け入れていない色々な国の人たちとも出会いたいと考え、オンラインで日本語を教えることに挑戦してみています。
私の希望通り、オンラインでは日本語学校では出会えない国の方々や、目標も違う方々に出会うことができて、毎日発見・毎日勉強の日々です。
たくさん難しいこともありますが、その詳細はまた別の記事で書きたいと思います。
私がNoteで伝えていきたいこと
最近はフリーランスのオンライン日本語教師がかなり増えている印象です。
確かにオンラインでは資格はいらないですし、日本語話者なので教えることも可能かと思います。
ですが、言語はそう簡単には習得できません。皆さんも言語習得の大変さはわかっていると思います。
私は日本に興味を持ってくれた人たちに本気で日本語と日本をもっと好きになってほしい。言語で人と人が繋がる楽しさをもっと味わってほしい。
本気でそう思っています。
そのためには適切なアプローチが必要です。
私もまだまだ未熟者の駆け出し日本語教師ですが、私が日本語養成講座や日本語学校で学んで積み上げてきたノウハウを皆さんに提供していきたいと考えています。
このNoteを通して、日本語教育について悩んでいる先生方、これから日本語教師になろうか迷ってる方々に有益な情報を、そして有益な意見交換ができたら幸いです。
長文になってしまいましたが、
ここまで読んでいただきありがとうございました。
Kazu