【日記】 下鴨便り、今夜も下鴨アンティにて⑥燗酒はちろりで、
正月も8日を過ぎて、商売繁盛の10日ゑびすの時期になった。
遠く大阪今宮さんまで行く人も多くいるというけれど、縄手通の京都恵比須神社界隈も、たくさんの屋台店が出て、大変な混雑となっている。
10日は特に芸舞さん(*=芸妓さん、舞妓さん)も多く出て、一段と華やいだ雰囲気となる。
福笹をいただいて持って帰り、家の玄関やお店の中に飾り、毎年格上げして飾るのは、関東で盛んな年末の熊手飾りと同じなんだけれど、新年にお着物をまとったおねーさんおにーさんが、福笹と持って歩いている風景を見ると、あ、お正月やな〜という雰囲気になる。
大体半分酔っ払っていながら、眺めていることが多いので、この光景を見るたびに、酔っ払っている雰囲気を思い出したりもする。
下鴨のスコッチウヰスキーバー、アンティシェーンは、年末から正月5日まで休みなしで開けていてくれて、しかもこの時期には、燗酒を飲ませていただける。
酒は人肌、ちろりでいただく、
間違っても、チンして燗したお酒を出すようなことはしない、というオーナーさんの信条に魅かれて、今夜もお馴染みさんが集まってくる。