【日記】 京都下鴨便り 前まつり宵山、巡行は晴天
山鉾巡行の日は、台風も避けて通る、と京都の人が皆言うが如く、今年も見事に朝から晴天、
鶏鉾の車輪が、欠けるという珍事はあったものの、無事に巡行が遂行された。
コロナで行われなかった三年の間、誰しもが、このまま次の世代に、山鉾のつくり上げ方やら、巡行の組み手、運び手が伝わらなかったらどうしようか?と心配した。
何しろ、柱と縄だけで、組み立てて、引き手も囃し方も、地元の住人以外入れないし、半年も前から町内会で打ち合わせからお囃子、踊りの練習をし、しかも本番は当日一度だけ。引き回しの予行演習などはない。
祇園祭の一番大切な行事は、疫病退散のための神輿回りと、神馬廻りとはいえ、町衆の心意気を見せる山鉾巡行には力が入る。
山鉾には神さんがやどってはるから、地元の人は、絶対に見下ろすような位置にはいない、
上から見下ろしているのは、外からやってきた旅行者か、しきたりを知らへん"しょうもない" 人たちだけだ、という。
山鉾の通る御池通りや河原町通りに面したホテルが、通りに面した側に、浴場を作ろうとして、営業許可が出されなかったのは、有名な話。
お役所が建築許可を出しても、住民の合意がなければ、建設、建築も、営業許可も下りない。
山鉾は必ず、下から見上げる、が京都のしきたり。
京言葉で、"しょうもない" という形容詞の意味は、そうした常識もしきたりもしらない、ことらしく、"ややこしい" と同様、それなりの意味があるそうな。
"田舎もん"と言われているのと、おんなじことやで、ともよく聞くもんやけど、、、
よう知らんけど、、、
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