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厚労省、紙カルテとの併用を想定した標準型電子カルテを開発!?紙カルテをスキャンして共有したところで...
今週1週間の医療ヘルスケアの国内海外のニュース一覧と一言考察。
厚労省、紙カルテとの併用を想定した標準型電子カルテを開発!?
厚労省が2025年1月31日に発表した『第3回標準型電子カルテ検討ワーキンググループ資料』の内容が興味深かったので見ておく。
以前こちらのnoteでも記載したが、国は「医療DX令和ビジョン2030」という、電子カルテの普及率を2030年までに100%にするという目標を掲げ、デジタル庁を中心に進めている。2024年時点で一般診療所の電子カルテ普及率は55%。
単に電子カルテを普及させるだけではなく、電子カルテ同士の情報もスムーズに共有できるように、診療録などの情報をFHIR形式に準拠する『電子カルテ情報共有サービス』も推進している。
![](https://assets.st-note.com/img/1738660431-z4FWCKqiYA1mh5PvX6etIoLH.png?width=1200)
まさかの、紙カルテの併用で開発?
デジタル庁主体で開発は進めているものの、対象となる医療機関(主には、電子カルテ未導入の200床未満の病院と無床診療所)にもヒアリングを行っており、その結果として上がってきたのが下記意見。
![](https://assets.st-note.com/img/1738660503-sFbnuHmrVJDvLIp2jcWG7oTX.png?width=1200)
電子カルテ未導入の医院は、もちろん「慣れ親しんだ紙カルテの方が楽、パソコン使えない(タイピング遅い)、いまさら
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