Day251 弟と昼呑み
2024/3/28 Thu
ようやく暖かくなってきました。
弟が昨日、沖縄に帰った。
先週からこっちに戻ってきていたようで
火曜日はオカンの引越しでともに汗を流した。
昔はよく喧嘩したのに
今ではよく語り合っている。
息子の卒業式にも来てくれ祝ってくれた。
お祝いまで包んでくれた。
余裕のある生活はしていないのに。
翌日には息子とはーちゃんを
アイススケートにまで連れて行ってくれた。
流石に交通費とランチ代は持たせたが・・・
それでも“出費“を厭わず
甥っ子・姪っ子を楽しませてくれる弟。
感謝しかない。
せめて、兄としてできること
沖縄に帰るまでに一度ランチをご馳走すること
昼過ぎに神戸空港から立つと言うので
仕事を調整して
ランチをとった。
連れて行きたい店がまだやっていないので
昼呑みができる魚料理メインの居酒屋へ。
メガジョッキを酌み交わし
仕事の話に花が咲いた。
弟は今、沖縄で辺野古基地建設に携わっている。
と言って基地を作っているわけではない。
海洋汚染についての調査を行なっているそうだ。
基地建設については賛否あるが
ここでは触れない。
弟は環境を護るために仕事をしている。
毎日、船を出し
ソナーや機材を海に入れては
ジュゴン?の生態調査や汚泥の調査を行なっているらしい。
先日、会社の社長に食事に連れて行ってもらったらしい。
「兄貴!めっちゃうまい白子食ってん。
やっぱ人間うまいもん食ったらあかんなぁ
舌が覚えてしまったら、他のもんがどうも・・・
俺は贅沢したらあかんわ」
と言いながらも
「うまい、うまい」とタコブツを頬張っていた。
社長との会食で言われたのが
「次は所長になってもらいたいと思ってる」とのこと。
「お前が所長?」
驚いて尋ねた。
「おぉ〜そやねん。学もない俺がやねん」と自分でも驚いているようだ。
「でも嬉しいなぁ〜。そやけどな兄貴。年上の後輩っておる?」
「おるで」
「どない?めちゃ頼むんしんどくない?顔色みなあかんねん」
どうも人間関係に苦労しているようである。
責任
を取りたくない人もいる。
という現実を知った。
「それは腹立つなぁ〜」と共感してやることしかできない。
コミュニケーションについて
ボクが日頃大事にしていることは伝えた。
弟は ウンウン 頷きながら聴いている。
こんな話をする日が来るとは思ってもいなかった。
「俺、今働けることに感謝してるねん。
コロナで大変やったけど、コロナがあったから
俺社員になれたようなもんやし」
そう。弟はこれまで派遣だった。
人が少なくなり、これまでの頑張りが認められて
社員となったのだ。
「保証が全然ちゃう。今の給料で十分や」
と言う弟。
(独り身だから言える額)だろうけど
それでも、前を向いて生きている弟がなんかカッコよかった。
支払いを済ませ
店を出たボクと弟。
「もっと良いとこ連れて行ってやりたかったけどな」
「何ゆうねん。兄貴。何を食べるかより、誰と食べるかやで」
そう言って
ニカっと笑う弟が印象的だった。
モノレールまで見送る。
「じゃ〜また」
「うん。ほなありがとう兄貴。次はGWに!」
それぞれの道を歩く家族。
ボクはボクの道を歩こう。
【教訓】
身内と繋がる