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Day410 教師の醍醐味

2024/9/4 Wed
今日もオリックス観戦です。

夏休みのチャレンジを振り返りました。
振り返ってみると
毎日が充実した44日間だったなと思っております。

楽しかった夏休みでした。
その中でも思い出深い1日がありました。

突然ですが、
“教師の醍醐味“ってなんだと思われますか?
教師をしている人も
していない人も
あなたの考える“教師の醍醐味“をイメージしていください。

□子どもと遊ぶ
□子どもの未来に携わる
□子どもが賢くなる
□子どもとつながる
□児童に寄り添う
□生徒の進路を共に考える
□生徒と部活に燃える
□1年生の担任となり子どもの可愛い笑顔を見る
□6年生を担任して卒業式で見送る
□保護者の力になる
□いじめを解決する
□不登校をなくす
□日本をよくする
□学校を改善する
□自分の時間を確保する

いろんな考えがありますよね。
あげればキリがありません。
はい。ソレ全部 正解だと思います。

人それぞれなので
そんな“教師の醍醐味“
ボクが思う“教師の醍醐味“とはズバリ

卒業生とのつながり

が大きいです。

教師という仕事とは
“担任“というほぼ?1年間のつながりになります。
(現在はその形が変わりつつありますが)
4月に担任が紹介され、クラスをみんなで作り
3月に進級・卒業を迎えてクラスが解体される。
(単級であればそのままクラスは変わりませんが)
任期付きの契約的な感じ。。。

そんな1年間のつながりです。
しかも卒業すればほぼ?
つながる事がない子どもたち。
それがほとんどだと思います。

ですが、ごく稀に
つながりがあるんです。
卒業しても、手紙のやり取りを通して
つながっている事があるのです。

ボクにもそんな卒業生がいます。
その子とこの夏
10数年ぶりに会うことになりました。

これまでは、
年に数回手紙が届き、
お互いの近況報告や、面白かった書籍
家族のことなどをやりとりしていました。

当時は“年賀状“や“暑中見舞い“を担任から出していた時代でした。
その時、ボクはあえて自分の住所を書いていました。
(2校目からはなくなりましたが)
なので、臨時教員時代と初任校では少し稀なつながりがあったんです。

そんなこともあり、
つながっている僅かな卒業生。
それが彼女でした。

お家の方ともつながっており、
娘のために彼女が使っていたおもちゃや、絵本をプレゼントしてもらったこともありました。
息子のために、職場のロゴ入りミニカー(レア)をたくさんいただくこともありました。(今でも気に入って遊んでいます)

ほんと良くしてもらってばかりで恐縮です。

小学校時代のこと
今でもはっきり覚えています。
物静かというか、“自分“をしっかりともっていた子だったなと
心に残っています。

いつも堂々していて、たくましさを感じておりました。
ボクの繰り出すギャグに
ぴくりとも反応せず、(笑うのを)耐えていたのか
流していたのか、はたまた面白くなかったのか。
反応を引き出そうと必死だった頃を思い出しました。

そんな彼女が
何かのきっかけで“宇宙が好き“ということを知り、
「将来、宇宙飛行士になりたい」と夢を語る彼女に
「ステキやん。なれるよ!」と情熱(彼女いわく暑苦しい)で
伝えたこともいい思い出です。

彼女が教えてくれた
「It’s a piece of cake」(楽勝だよ)
宇宙兄弟:主人公のムッタ(六太)にシャロン博士が送った励ましの言葉です。
ケーキ一切れぐらいペロリと食べられることから、「簡単にできる」→「楽勝だよ」
どんな困難も、気楽に構えていこうというメッセージを感じました。
この一言が、今でもボクのお気に入りになってます。

彼女は当時から英語が好きで見えないところで
努力をしていたのでした。
この時はわかりませんでしたが。
様々な経験を繰り返して
今、彼女は大学生になり
宇宙関連の仕事に就こうと取り組んでいます。

夢がある。
「やりたいこと」を大事にして
それを前向きに取り組んでいる彼女が素敵だなと思いました。

「変わってないなぁ〜 歳とったけど」
笑顔でそう話す彼女は 素敵に歳を重ねていました。

確実に言えることが一つあります。
それは

ボクより賢い!

ってことです。
教師の醍醐味ですね。

ボクを超えていけ!
小さな小さな壁ですが
サクッと飛び越えていける壁ですが
そんな踏み台にボクはなりたい。

これからも彼女を応援していきます。

【教訓】
繋がる

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