Day179 1.17への分灯式
2024/1/16 Tue
娘(5歳)の寝顔見ながら書いてます。
今から29年前の
1995.1.17 5:46
阪神淡路地方にマグニチュード7.3の地震が発生した。
この地震により、神戸と洲本で震度6を観測。
大阪に住んでいるボクの家もかなり揺れた。
あの日から29年を明日迎える。
神戸の学校でもこの日一日は
普段とは違う特別な日となる。
ボクの勤務する学校では
午前中いっぱい“防災学習Day“と銘打って
行事が取り組まれる。
そんな中、
行事で使う“灯“をもらいに
昨日1/15 Monに
東遊園地に行ってきた。
現在、準備が進められている
神戸ルミナリ2024
その隣にある
慰霊と復興のモニュメント
1.17希望の灯りが設定されている。
ここに常設されている
希望の灯り
ボクはここを通るたび
手を合わせるのだが、この日は違った。
この日、分灯式といって
この火を分けてもらえる特別な日なのだ。
14時からの開始時間に備えて
初めてのボクは少し早めの13時半には現地に着いた。
いわゆる出張である。
職場からランタンをもち
蝋燭とデジカメも携えた。
準備万端である。
ボクのイメージでは
何か受付があって、
そこで名前を伝えてから
順番に並んで火をもらう。
その前に、関係者の方から
説明など何かセレモニー的なものがあると
勝手に予想していたのだが
30分前 誰もいない。
時折通行人が来て手を合わせる。
(ボクと同じ思いの人なんだな)
そう思いながらボクは横で見ていた。
5分経ち
10分経ち
誰も来ない。
13:40 3人の女性の方が現れた
紙袋を持っている。
(あっ、同じように灯をもらいに来た人かな)
そう思っていると
そのまま立ち去った。
関係者も来なければ
同じように灯をもらう人も来ない。
ボクの心に一抹の不安がよぎる。
今日であってるよな
13:50 まだ誰も来ない。
ちょっと待て。
おかしい。
10分前だぞ。
おそらく、市役所から係の人が降りてきて
何かしらの準備をするなら
流石に10分前にはくるだろう。
しかも、灯をもらう人も来ない。
そう。ボクは
Alone
B‘zが流れる。
“Alone 僕らはわぁ〜 それぞれのぉ〜 花を〜“
あまりにも心配なので
職場に電話した。
13:53分のことである。
「教頭先生。すいません。今日の分灯式なんですが、
資料確認してもらえますか?」
「ちょっと待ってよ・・・
ガサゴソ ガサゴソ
↑ボクの机を見てもらっている音
あっ、あったよ。分灯式。はい。1月15日 14時から
モニュメント前集合。間違ってないよ。」
「・・・あ、ありがとうございます。でも、まだ誰も来ないんです」
「・・・健闘(検討)を祈る」
「あ、ありがとうござます」
と電話を切ったその途端。
13:35分 男性2人がこちらに会話しながらやってきて
徐に モニュメントの扉を開けた。
えぇ〜〜〜〜
そんなライトな感じなん?
もう1人の男性の手にはランタン。
(おぉ〜〜〜この人だ)
サクッと火をもらって立ち去ってった。
「あのぉ〜ボクも灯をもらいます。すいません。
写真撮ってもらっていいですか」
「はい。いいですよ」
デジカメに灯をもらっているところをとってもって
ランタンへ灯を灯すことができた。
任務完了。
これで明日からの準備は無事に整った。
でも、
ほんと3分前に来て
サクッと終わっって
しかも、灯をもらいに来たのが
ボクとその男性2名だなんて。
驚きだ。
ただ、これには裏話もありまして。
分灯してもらえる日が複数あり、
日によっては個別対応をもしてもらえるという
無茶苦茶柔軟な対応なのです。
少しでも多くの人に
との思いを感じました。
明日やってくる
1.17を前に
今日一日万全な準備を整えて参ります。
【教訓】
最後まで信じろ
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