「東京純豆腐」商品企画開始
待ちに待った東京純豆腐様との連携がはじまりました。企業説明で社長室の小野茜さんに来て頂き、外食の中でのポジショニングやメニュー説明等の案内を頂き、これから学生がどう考えてメニュー開発していくかを考察してみたいと思います。
本題を書いていく前に小野茜さんについて追記したいと思います。もともと小野さんは株式会社EAT UNIQUEの代表取締役で「ひとり広報の戦略書」の著者。内容は理解しやすく小野さんの経験やコツがふんだんに書いてあり、読んで実践できる指南書。
網羅されたメニュー!
商品開発において企業内容や背景、現行のメニューを把握しておく必要があります。
中身を見ていくと特筆すべきところは事業自体がロングタームで続いていることであり、それだけ完成されている素晴らしいものです。
野菜、魚介、鶏肉、豚肉をメインでトッピング要素、辛さの選択等、細部にまで気を配っています。
あとはスポット商品も季節のものを使い、やり込んだ形が感じられます。
こりゃ…むずかしいぞ!!
直感的に察したわけですが、この難題に学生がどう取り組み、どこまでブラッシュアップをすればいいのかまだ何も見えてこない状況ですが、ある程度の答えがでるまでコーチングするしかありません。
そこで…
私なりの変化対応型考察!
まず、スープにあう原料で考えるのはやめたほうがいい。当然、開発の方は考えていると思うし、学生の知識量では太刀打ちできません。
ただ同じ原料を使っても異なった商品に仕上げることができる方法があります。
それは………
【ストーリー!】
どういうことかというと例えば旬のキノコを使った舞茸のスープがあったとします。
こちらは旬を打ち出した美味しい時期の舞茸スープ。一方では女性を思いやる舞茸をいっぱい入れたスープ(食物繊維、βグルカン)。
どちらも同じ味ですが商品と個人の価値が異なります。
これ以外にどんな方法があるでしょうか?
異なった価値観の組合せ
革新=イノベーションは全く新しいことをするだけではなく今の商品に何か新しい価値観をつけることだと思います。
ただ、東京純豆腐のメニューで考えると、単にそれに何かを足せばいいものではありません。
完成度が高いということはコモディティ化されている可能性が高いともとれます。
であれば【不完全商品】を作り、お客様が完成させるパターンを作るのもいいかもしれません。
すごく売れるかどうかでみると程々だと思いますがなにかやっているお店(楽しさ)という印象をつけることができますよね。
スーパーのマーケティング要素ですが異業種の方法を取り入れると今迄とは異なる価値観が発生してくるので面白さを感じます。
出来上がった価値観の組合せ
今から書くことは最近のマイブームですが、それはアメリカのレストランメニューをインスタやピンタレストで眺める?みたいな感じで情報収集をしています。
その中で特筆すべきは出来上がった価値観を繋げることを多用した料理です。
例えば…
ハワイ × メキシコ=ハイメックス
イタリア × メキシコ=イタメックス
タイ × イタリア=タイリア
フランス × イタリア=イタリアン・フレンチ等
この感じで考えると幅が広がります。
コリア × タイ
コリア × メキシコ
コリア × インド
コリア × ロシア等
これを見るだけでメニューが広がりませんか?
こんな感じで学生のアンテナを刺激していこうかと考えています