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命を救ってくれた人達へ、ありがとう

2年半前のお盆休み初日に急性心筋梗塞になった。その時の話。

8月13日の午後、リビングでくつろいでいると急に胸のあたりが痛くなった。少し休めば良くなってくるかと思っていたが、どんどん痛くなって家族に救急車を呼んでもらった。
いままで経験したことのない痛み(ちなみに、とあるネット情報によると男性で1番痛みが強いのが心筋梗塞で2番めが尿路結石だそう...尿路結石も経験しているが、この順番は納得)体を動かすことも声を出すこともできない。
救急車が来るまでの時間、病院につくまでの時間がとてつもなく長く感じられた。その間、救急隊員の方は僕が意識を失わないように肩をたたいて声掛けを続けてくれた。

病院ではお盆休みなのに医者や看護師さんたちが待機していてくれた。
痛みで意識が飛びそうな中、ストレッチャーに移すときの”いち、に、さん”の掛け声とか、ストレッチャーが移動するときの天井が移動していく景色とかが、テレビドラマであったやつだと思って、なぜだか少し面白かった。自分の状態を外から面白がっている感じ...

いくつか検査したあと、手術室に行きカテーテルでの手術が行われた。看護師さんがSpO2を90,89,… と読み上げ、これもドラマで見たやつだと思って、こちらも面白かった。80くらいまで行ったときにステントで閉塞部分が開通して痛みが消えた。
他の血管も確認しているようで、そこから手術終了までがとても長く感じられた。

そこからICUへ。最初の一日はベッドに横になったままで色々な機材がつながっているので体を動かすこともできない、この一日が一番つらかった。
ICUには3日間いた。他の患者も居て、看護師さんが昼夜問わず看護していて、見るからに疲れ切っている様子で、大変な仕事をされているんだと思った。
ICUに入っているときはとても大変だったが、ICUに入る経験は滅多にできないので、こちらも良い思い出になっている。

この先の入院生活も、むしろ楽しい思い出なのだが、長くなるので今日はここまで。

家族のいるところで発症したことも幸運だったが、迅速に対応してくれた救急隊員の方々、迅速で的確な治療をしてくれた医師と看護師の方々、ICUで昼夜問わず看護してくれた方々、本当にありがとう
皆さんのおかげで、心臓へのダメージはほとんどなく、今も元気で暮らすことができています。お世話になりました。ありがとうございました!!

ちなみに、手術から2年弱経過したときに運動負荷試験を行ったところ、同年代の健常者の平均の80%以上で合格のところ120%だった。


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