純粋と汚染(メタファーとしての発酵より)
純粋というものの特質すべき特徴はそれが達成不可能な状態であるということ。金の延べ棒だって100%純金は存在しないし、厳しい食品衛生基準を達成している食品だっても、その基準自体が一定の混入物を認めている。
つまり真に純粋ということは本来ありえない。
純粋ではないものすべてが混ぜ物、汚染されているとすれば世界はすべて汚染されている。汚染されているということはその状態を構成する者同士が作用をしあい、発酵を進めていくのは自然だ。
最近の流行りのように聞こえる多様性を認めるというのはま