あなたの声に耳を澄ますを読んでの価値観サンプルA

どーも。
カズプロメンバーのヒデです。
今回はカズさんがあなたの声に耳を澄ますという本をご出版されたので、この本の第一章を読んでみての解釈とか、感想とかを書いていこーかなと思ってます。

僕の解釈


「対話とはどんなものか?この狭義の対話を通じて感覚がつかめてくると、日常のコミュニケーション(議論や雑談)に対話的な要素が増えていき、自分の声が出しやすくなっていきます」p20 L13〜15

議論と雑談と対話とを分けた上で議論と雑談に対話的要素を付け加えてより良い時間。より良い結論。より良い空間を作り出すことができれば本当にいいのになと思った。
それと同時に自分の声とは一体何なのだろうなと思った。
周りに同調すること?自分の意見を主張すること?その間?その自覚含めて狭義の対話を通じての感覚なのだろうか?きっとこの答えは感覚的なものなのかなと思った。
p38L6〜も言っているように、実践(プラクティス)ありきなのかなと。
きっと人によって自分の声なんて違う。
今を壊したい。今のまま平穏であればいい。同調しておきたい。絶対に自分が正しい。
そんな心の内側を見つめて自分を認めてあげる。このプロセスが対話の中で自然と生まれてくるのではないかと考えた。
きっとこの過程は大人にも、思春期の中高生にも必要なのではないかなとも思った。

「相手を正すことをやめるだけで関係性は心地よい方向に変わっていきます。それは、『世界が変わらなくてもご機嫌でいられる感覚』を身につけると言ってもいいかもしれません。」p39L3〜5

自分の考えを押し付けたり、強要したり、自分の正しさを証明するために言葉を用いる。
その一章での教えである相手を言い負かし、優位な立場が得られても何とも言えないしこりが残るというこの感覚を大切にし、それを解消するために相手を正すことをやめ、お互いの声を出していくことで緩やかな合意を重ねながら信頼を育んでいき、相手を正すことをやめること。
この意識によって信頼関係という心地の良い方向(関係性)へと変化していくのではないかなと考えた。自分以外という世界を構成する自分以外を変えようとせず、自分の価値観、見え方を変え、今生きている世界を変えようとせずに、今自分が見ている世界を変えようと努力する。
このことを世界が変わらなくてもご機嫌でいられる感覚と表現しているのではないかなと考えた。

僕が本を読んでみて、書きたいとふと思ったこと


「相手と同じテーブルにつかなければ対話は始まらない」p14 L7

この言葉を聞いて戦争、紛争のきっかけ、日常のコミュニケーションの他にも思春期真っ只中である中学生や小学生、はたまた高校生の自分の理想像と現実との乖離についての悩みの種、会社の働きやすさもここにあるのではないかなと考えた。特に僕は思春期の自分の理想像と現実との乖離について書きたいと思う。

なぜ僕がこれを特筆するのか。
それは僕自身今までわかってなかったからである。
自分の理解を深めるためにも、自分の考えを発信するためにもこのトピックについて書いていこうと思う。
まず考え始める前に、この問題の定義する相手とは誰なのであろうか。

親?

友達?

はたまた学校の尊敬している先生であろうか?

僕はこれらは否だと考える。
ここで定義すべき相手とは自分の理想像であると僕は考える。
その自分の理想像が肥大化し、自分の中で権力を持つようになり、その過程の中で自分の譲れない何かが生まれ、自分の中で揺るぐことがないと思い込んでしまうほどの揺るぎない上下関係が形成される。
そうなった場合自分の理想像と現実の自分が対話のテーブルにつくことは難しいのではないかなと僕は考える。
実際僕もそうだし……。

「こうあるべきだ」と理想像が語りかけ、その意見に現実の僕が出せる答えは「はい」or 「yes」なのである。
ここには明確な上下関係が形成されている。
そうして自分への期待値が高まり、その期待値を下回ると「どうして僕はこんなにダメなんだ」と嘆き、期待値を上回っても「これが普通なんだよな」と驕る。
喜びや達成感、希望のない、もがき苦しんでも出られない、暗い世界の完成である。
長くこの暗闇の中にいると、瞳孔が開いていて、希望という明るすぎる一筋の光を見つけても見れないor見ないふりをしてしまうのである。

眩しすぎるから。

みたくないから。

見れないふりをする。

見れないふりをして今までの自分を肯定しようとする。

自分は正しいと。

思い込もうと意識して思い込む。
そうすることでしか過去の自分が報われないと本気で思い込むのである。

そんな状況の中で変わろうと、光に目を向けようと、理想の自分に反乱の意思を見せ、対等に対話のテーブルに座る。
その一つのツールとなるのが自己理解であると最近知った。
そういう自分がいることもわかってあげる。
存在を認め、尊重してあげる。
見ないふりはしない。(人と会話する時に人を無視すると存在を認められていないように捉えられて怒ってしまう。そんな人間関係のもつれに理想の自分と現実の自分の問題は似ているのかなと僕は思ってます。)
そうしてテーブルを囲み、理想の自分がいることを認め、今現在の自分(いい成績が取れないとか、性格がよくないとかとか)のことも認めてあげられるようになればきっと理想の自分も、現実の自分も尊重し、理想像との乖離に苦しまずに済むのだろうなと思っている。

終わりに


以上で僕の解釈とか、書きたいことは以上です。本編が書きたいことより短いっていうね……。
まぁ、書きたかったんだし、しょうがないよね!ってことでここまで読んでいただき誠にありがとうございました。
そのうち同じカズプロメンバーであるはせゆいがnoteアップロードするので是非是非見に行ってみてください!
ここだけの話はせゆいまじで言葉がとっても綺麗で……。
文字から伝わる性格の良さによって心を和らげ、その効果を持続させつつも、彼女特有の思考力の強さから表現される的確な言葉選びと言葉遣いによって気づけばその言葉が理解というフィルターなしにふと心の中に入ってくるような。
そんな素晴らしく、美しい文章を書いてます。
もはや芸術と言ってもいいくらいです。
そんな不思議体験をしてみたい方!是非ご一読ください!!!
あと今回解釈をさせていただいた中村一浩さんがご出版された「あなたの声に耳を澄ます」読んでいてとても面白く新たな発見があること間違いなしなので是非ご購入していただき、この感動を分かち合いましょう!

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