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商売ってなんだろう?

◯商売やビジネスの目的は2つある
◯1つはお客様が抱えている問題を解決したり、不安を解消すること
◯もう1つはお客様との人間関係を築いていくこと
売上が上がらない会社は、売上のことばかりが頭の中を占めてしまって
本当は1番大切にしなければいけないビジネスの目的を忘れてしまっていることが多いよね。


ビジネスや商売がいったい何なのか?
もうすでに説明していますが、ここで再確認してくださいね。

商売は、商品やサービスを販売すること。
多くの人は表面的な商取引のみを見て、そう考えているかも知れません。

でも、違うんですよね!

商売というのは、お客様が抱えている問題を解決したり、不安を解消する事なんです。

例えば
お腹が空いた…という問題を抱えている人のために、レストランが存在する。
家で映画を楽しみたい…という問題を抱えている人のために、電気屋さんが存在する。
将来の事が心配…という不安を抱えている人のために、保険会社が存在する。

表面的に見れば
レストランは、料理を販売し
電気屋さんは、液晶TVやブルーレイを販売し
保険会社は、保険サービスを販売しているように見えますが

本当は
レストランは、空腹という問題を解決し
電気屋さんは、今まで家で映画を楽しめなかったという問題を解決し
保険会社は、将来の不安を解消しているのです。

ではデイサービスは?
(あなたも考えてみてくださいね!)


表面的にみると、単なるモノやサービスの販売に見えますが
世の中に存在している、様々な問題や不安をなくしていくために、商品やサービスがあるだけなんですね。

「そんなの屁理屈じゃないの?」

いえいえ、屁理屈ではありません。
A:商売とは、モノやサービスを販売するのが仕事
B:商売とは、お客様の抱えている問題や不安を解消するのが仕事

商売をAの視線で見るか、Bの視点でとらえるか
それによって、商売の仕方は180度異なってくるのです。

Aの視点で商売をとらえた人は
商売はモノやサービスを販売する仕事だから、とにかく売ればイイ、売上を上げるのが一番だ…という価値観になります。

その結果、自分に豊かさをもたらしてくれるお客様であるにもかかわらず、デイサービスに置き換えれば
「どうやってご利用者を紹介してもらおうか?」
「ケアマネをその気にさせるには、どうすればいいのか?」
「どうすれば、ご利用者が利用回数を増やしてくれるのか?」
と考えるようになるんです。

しかしBの視点で商売をとらえた人は
商売はお客様の抱える問題や不安を解消するのが仕事だから、お客様を喜ばせたり、安心していただけるコトをするべきだ…という価値観になるのです。

その結果、同様にデイサービスに置き換えれば
「ご利用者が抱えている不安や問題はなんだろう?」
「自分たちのサービスで、お客さまのどんな問題を解決することができるのだろう?」
「ご利用者に喜んでいただけるために、どんなプログラムに取り組めばいいのだろう?」
と考えるようになるんですね。

ね!商売をAととらえた人とBととらえた人では、発想が180度、違うモノになったでしょ。
発想が180度違うってことは、行動も180度違うってことなんです。

Aととらえた人は自分の会社やお店を起点として、そこが儲かる方法ばかりを考えやすい傾向に偏ります。
Bととらえた人はお客様を喜ばせる事を考えながら、自分の会社やお店も儲かるように…
つまり自分とお客様の「共生」を考えるようになるんです。

あなたなら、どちらと取引したいですか?
答は確認しなくても分かっていますね!

だからやっぱり
ビジネスや商売とは、お客様の抱えている問題や不安を解消するために、商品やサービスをお客様に提供する仕事である。(←大切なので、繰り返します)
↑↑↑
これがビジネスや商売に対する正しい視点です。

では、問題や不安を解消するビジネスや商売を通して、私たちが手に入れなければならなかったのは、何だったでしょうか?

「そんなの売上に決まってるじゃん!」

もし、まだあなたがそう思ったとしたら、あなたはまだ、ビジネスや商売の本質を理解していませんね。
まだまだ、表面的なことに囚われています。

売上はビジネスや商売をするものにとって、なくてはならないものです。

しかし、売上は「結果」に過ぎないのです。
実は、ビジネスや商売で、本当に手に入れなければならないものを、手に入れることで、最終的にこの結果につながるだけなんです。

では、ビジネスや商売をすることで、手に入れなければならない最も大切なものとは?
↓↓↓
答は、人間関係です!

「うまく行く人に共通しているコツ」のところでお話ししました。

遠くを見ている人ほど、その分野でうまく行くようになります。
そして、ビジネスや商売における「遠く」とは、人間関係を築く事でしたよね
↑↑↑
大切な部分なので、もう一度、あなたの中にこの価値観を持てたかどうか、チェックしてください。

「こんな不景気に、人間関係だけでは、ものは売れないよ」

確かにその通りです。

「最近、営業を始めたんだけど、身内や友人に販売しつくしたから、もう売る所がない…」
こんな「人間関係に頼る」タイプの商売やビジネスでは、売上が上がるわけはありません。
わたしが言っているのは、そんな馴れ合い的な人間関係ではないのです。

ビジネスや商売をすることで、お互いがWIN‐WINになり、お互いに喜びあい、お互いに感謝し合える対等な人間関係なのです。

ウマが合うとか、気が合うとか…
今までのような「情」に頼るだけの人間関係の作り方では、この関係をつくる事はできません。

じゃあどうやって対等な人間関係を作っていけばいいのか?

とても気になるところでしょうが…
詳しい人間関係の作り方は…
そのうちにこのブログの中で紹介することにします。

ココでは、ビジネスや商売をすることで手に入れなければならない、最も大切なものが「人間関係」であることを理解してください。

それから、蛇足ですが、ひとつだけ、あなたに伝えておきたいことがあります。

多くの人が「不景気だ」といいます。
(今だと…コロナですかね)

そして、売上が上がらないことをこの不景気のせいにしている人が多いのですが…
売上を上げている会社やお店は、世の中が不景気だなんて、まったく思っていません。
(実際に、私のクライアントでは、コロナ禍でも業績を伸ばしています、飲食店ですが…)

売上が上がらない会社やお店は、不景気にその罪を擦り付けているだけなのです。

商品やサービスがあふれている時代だからこそ
さらに、商品やサービスも他社との明らかな差別化が無くなった時代だからこそ
信頼でき、喜びを分かち合える人から、商品を買いたいし、サービスを受けたい時代になるんですよね。

という事は
人間関係を作り上げれば、結果(売上)は自然とついてくるって事なんです。
↑↑↑
バブルの時代だったら、こういう事を言い切るには、かなり勇気が必要だったと思います。
でも、今は言い切ることができます。

それは、時代の流れが、そういう時代になっているからです。
だから、確信をもって、言い切ることができるんです。

今の時流とは…
気になりますよね。

それは次回に!

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