今昔英語教育物語 ~変わりゆく英語の学び~
こんにちは!! カズピロコウです。
梅雨明けが発表された後、雨の日が続いたので、梅雨明けはズレてない?と感じました。この梅雨明けの基準は、桜の開花宣言のように条件があるの?と少し疑問になります。
今回、取り上げるテーマは真面目な話になります。
英語教育の今と昔
です。
これらは、中学3年生を対象にした学力検査で実際に書かれていた英文。
「水を私にください。」という日本語を読んで、
水 (some water)を
私に (me) をください (give)
という日本語の語順のまま、並べている。
「あなたは先生と同じくらいの背の高さです。」という日本語を読んで、
生徒が考えていること
「as ~ asは、~と同じという意味。
だから、先生と同じにするためには、as your teacher as」
最後の「毎日、英語を勉強する必要はありますか?」では、
生徒の考え
「~する必要があるは、have to ~。
だから、you have to study …。最後に、余ったdoは後ろに置く。」
あくまで、私が予想で考えられる生徒の考えになる。
英語教育 大改革 -文法より話せる英語-
2021年度から学習指導要領が大きく変わった。
「主体的で対話的な深い学び」がキーワード。
英語教育も変わった。これまでの英語教育というと、とにかく座学。
文法問題をひたすら解く。
「頭では分かっているけど、これってどう言う?」と
これまでの知識 (文法)を元に、話してしまう。
そのため、“How are you ?” と聞かれると、
多くの日本人が “I’m fine.” という返答しかしないという動画がある。
hapa 英会話 How are you?にアメリカ人はどのように反応するのか
hapa 英会話 How are you? への返答フレーズ集
文法知識を身につけるこれまでの英語教育から、
話すことに注力した「思いを伝える英語教育」へと変わっている。
日本語の漢字も覚え、英単語も覚える -英語嫌いがますます増える?!-
話すためには、言葉を覚えることからスタート。
英語では、必要になってくるものが英単語。
単語帳はこれを使いなさいという市販のものを使うのは高校生から。
中学生は、都道府県独自の単語帳。
自主学習のツールとして、英単語帳を使われているというところもある。
中学時代では、覚える単語は教科書の端に出てくる単語だけでいいと思っていた。
高校生から英単語帳を使い始めて、使いこなすのに時間がかかった。
初めて見る英単語。しばらくして、再び見る英単語を覚えていないと
「どうして、覚えていないんだ?」と自己嫌悪。
ページが進むにつれて、日本語では同じ意味にも関わらず、
英単語が違うことに対して、「どっちかにして!!違いは何だ??」
とツッコミを入れたくなっていた。
今の中学生に求められている英単語の数の多さに驚きだ。
英単語は連想ゲーム 言葉とことばをつなげて覚えよう!!
余談
皆さんは、学校の先生の話でどのような話が好きでしたか?
学校の先生は教科を教える、話されることが中心。
しかし、たまに、こぼれ話や脱線した話をされる先生はいませんでしたか?
先生の人生について、全く前後関係のない話など「伝えたいメッセージは何だろう?」という話を聞くことが好きだった。
大人になって、授業よりそっちの方が覚えている。
こういったこぼれ話を集めていくと、
「そういえば、これってこういうことじゃない?」と思い出され、
繋がりを意識されて、芋づる式に理解が深まっていくと考えられる。
これを英単語に当てはめると、
語源や日常生活で見聞きする横文字、少々のギャグセンス。
体育祭、運動会シーズンということで、
大きな目玉が、応援団 応援合戦。
では、英語で何と言うのでしょうか?
私の脳内で考えていること
応援 → 高校野球 → 甲子園 → 甲子園に出てくる応援団 → チア・リーダー
「応援 = チア (cheer)」
団 → 人が集まる集団 → 集団 group ? 「応援」という目的が同じだから、party ?
合戦 → 戦い → バトル battle ?
実際に調べてみると、
応援団は“cheer party” 応援合戦は“cheering contest” でした。
英語と日本語の違い、いいギャップを感じませんか?
連想したもの 合戦 → バトルではなく、コンテスト。
コンテストでいうと、ポケモンコンテストがふと思い浮かぶ。
他にも、ことばには語源がある。
語源について、おもしろい動画を紹介。ぜひ、お聞きください。
ゆる言語学ラジオ ターゲット1900の語源を解説
最後に
本日も読んでくださって、ありがとうございます。
今昔英語教育物語はいかがでしたか?
英語には、「聞く・読む・話す・書く」の4つのスキルがあります。
難易度が低い順に 読む、聞く、書く、話す となります。
最も難しい「話す」ことに重きをおいた現 学習指導要領。
旧 学習指導要領 文法中心学習から会話中心学習へ。
先生たちは、どのように教えていらっしゃるのでしょうか?
先生たちの中には
文法は英語学習で最も大切だという先生もいれば、
文法を意識過ぎて話せないのはダメ。とにかく、文法はいいから話すことが大事だという先生もいらっしゃると思われます。
pocketalk 翻訳機がある世の中で、
学校ではどのように教えているのでしょうか?
参考文献
中学の学習指導要領はどう変わったか? (家庭教師のあすなろより)