宿題の在り方
こんにちは、繊細さんです。
学童保育であるばいとをしてきました。
5年間、支援員として、多くの子どもたちを見てきました。
1人ひとりが個性的で、その背景である家庭もさまざまです。
そんな学童保育で、年々気になることがあります。
それは、宿題の在り方、宿題の質が下がってきているように感じます。
具体的な例を紹介します。
1. 答え付きの宿題
これを見たのは、夏休みのような長い休み。
1時間半の宿題をする学習時間でのこと。
高学年のAくんが、両面刷りのプリントで裏面を見ながら宿題をしていました。繊細さんのアンテナが反応して、近寄って見ると
裏に表面の答えがありました。
そのプリントの内容としては、勉強した漢字の問題。
私はそのとき、「これはなんだ?!」と感じました。
学校側としては、保護者が子どもの宿題を丸つけするためという目的が
あるのかもしれません。
しかし、裏に答えがあると見てしまう→答えを写す→漢字を覚えないという結果になるのではないかと心配になります。
2. 学習塾のような宿題
読者の皆さんは宿題というとどのようなものを浮かべますか?
計算ドリル、漢字ドリルをノートに写す、プリント集、絵日記などがあると思います。上級生になれば、自主学習ノートという見つけ勉強をすることでしょう。
コロナから1年がたち、学校も少しずつ日常が戻りつつ中、
どんな宿題をしているのかな?
学習指導要領も変わるから、自分たちと何か違うかな?と繊細さんである私は気になっていました。
すると、まさかの算数ドリルを1冊でした。
(写真は実際に宿題として出されたもの)
「なんじゃこりゃ?!」
開いた口が塞がらない状態・・・。
高学年だけではなく、低学年にもおなじようなものでした。
しかも、答えが最後の方にある始末。
子どもたちに聞くと、ある子は答えは母親に渡して、自分で解く。
別の子は、分からなくても答えを見ないようにする。
「分からなかったら、答えを見てもいい」と言っている子もいました。
しかし、答えを写すということになると、
学校へ行く意味・目的は?教師としての仕事は?
学校ではどんな授業をしているのだろう?
とネガティブな疑問が浮かんできます。
学童保育で一緒に働くお子さんがいらっしゃる方は、
「分からなければ、先生を捕まえて教えてもらように。」
とおしゃっていました。
言い方が悪くになりますが、これだと
学校へ行かずとも近くの本屋さんで教材を買わしてやらせておいた方がいいと思います。
1,2にあるのように、宿題の在り方、質が下がっているのように感じました。
しかし、1つの学校だけを見て、宿題を見るというのは
「井の中の蛙大海を知らず」かもしれません。
正直言って、このような宿題を出させる教員も不安、心配で仕方がありません。
ふと、教員の質は年々下がっているのか?という疑問も生まれました。
働き方改革で教師の働き方も学校内での残業を減らしたり、
家で仕事をしたりなのかもしれません。
さらに、年々子どもの学力も低下しているのか?と感じます。
投稿していく中で、頭を整理してみたら
考えすぎる繊細さんである私としては、
もしかすると、子どもに高いレベルをもとめているのかもしれません。
しかし、言い方が悪くになってしますが、
普通以下(未満)の子どもを育てるようであれば、心配です。
レベルアップすることの楽しさ、分からないことが分かる知的好奇心はどのようにしたらいいのでしょう?
最後に、学童保育の子どもたちと関わる中で、
もっとも多く使われている言葉がありました。
「めんどくさい。」、(やってもいないのに)「無理。」
という諦めの言葉。
人を育てるは難しいですね😅
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?