見出し画像

天使の笑い声

誰かの声を聴いて、心地よく思うことは過去にあった。

例えば、FM番組「ジェットストリーム」の城達也さんや、同じく「クロスオーバーイレブン」の津嘉山正種さん。彼らの声は、聴き手の気持ちを安らかに整えてくれた。

ある休日、radikoから流れてきた笑い声。
それを聴いた刹那、心のモヤモヤがすっと晴れていく不思議な感覚。新鮮なヒーリング体験だった。

その声の持ち主は、ニッポン放送の東島衣里ひがしじまえりアナウンサーだ。
 

彼女の声を初めて聴いたのは、毎週土曜日に放送されるニッポン放送「サンドウィッチマン ザ・ラジオショーサタデー」だった。

ときおり(いつも?)脱線するサンドウィッチマンを受け止め、番組の進行を見事に回しているアシスタントのアナウンサー。しっかりした活舌と完ぺきなイントネーション。トークを邪魔しない絶妙な間でサポートをしていく、その円やかな話しぶりからは人柄の良さも伝わってくる。

一体どんな人だろう?と興味を持ち、番組のホームページを見たら、ニッコリ微笑む彼女がいた。


東島さんは長崎市出身の32歳。同じ九州出身だと知って親近感がさらにアガる。ご両親ともテレビ長崎に勤務経験があって、お母様は現在もフリーアナウンサーであるという、放送サラブレッドだ。
 
トレードマークである白コーデを身に纏い、上品に佇む見目麗しさもさることながら、彼女の最大のチャームポイントは何といっても「笑い声」だと思う。

くくく。
うっふふふ。
アハハハハハ。
ナッハハハハハハ。

 
「東島四段活用」はこんな感じだ。

番組中、とにかくよく笑う。

富澤のボケにひと笑い。
伊達のツッコミにまた笑い。
リスナーのメールを読みながら含み笑い。

サンドの二人も彼女のリアクションを潤滑油にして、テンションを上げていく。

名物コーナー「サンドクリニック」では、院長(伊達)や副院長(富澤)、時々往診に来る石塚総合病院長(石ちゃん)たちが発する不健康な暴言(カロリーは熱に弱いので揚げ物はゼロカロリー等)に爆笑しつつも、良識ある看護師として、諫めたり処方箋を出したりと大活躍である。


彼女の笑い声は太陽だ。


老父と犬が暮らす実家を掃除しながら過ごす休日。
2階建て一軒家に風を通し、くまなく掃除機をかけ水拭きし、犬の躰を洗う。そんなルーティーンをイヤホン越しの笑い声が明るく温かく照らしてくれる。

直接お礼を言う機会はきっと来ないだろうから、この場をお借りして。


東島さん、いつもありがとう。

「中川家 ザ・ラジオショー」も聴きますね。


いいなと思ったら応援しよう!