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電波グルーヴ from「ANN55周年特番」
オールナイトニッポン55周年記念特番を聴きまくった先週末。
何と幸せな時間だったことでしょう。
このままずっと続いてほしい、でもパッと終わるから愛しい、その狭間で揺れ動いた3日間でした。
やっぱラジオって素晴らしい。
そして貴重な視聴ツール「radiko」の存在にあらためて感謝です。
さて、各プログラムへの感想も諸々ありますが、最も熱くなったのは「電気グルーヴのオールナイトニッポン」でした。
お久しぶりのピエール瀧と、テンション高めでキラーフレーズを口走る石野卓球の掛け合いは、神掛かった面白さでした。
なかでも、瀧がコカイン使用で逮捕・拘留された留置場での「ちょっとイイ話」エピソードには、徒歩で帰宅中の夜道で声を出して笑ってしまいました。近くを散歩してたおじさん、ビックリさせてすみませんでした。
せっかくなのでこの珠玉エピソードを紹介しときます。
(序幕)
瀧、タイホされ留置場に入れられる際、今後は番号で呼ばれる旨の説明を受ける。番号は「777番」。
(2幕)
見回りに来た警官に「瀧さん、何してんすか?俺オールナイトニッポン聴いてました」と話しかけられる。瀧はその人のことを心の中で「オールナイトさん」と呼ぶ。
(3幕)
瀧を逮捕したマトリ(厚労省麻薬取締役官)から取り調べを受ける際に、自分の番号が「777番」であることを言うと、「マジですか?いやぁ、瀧さん持ってますね」と持ち上げられる。
※卓球「イロイロ持ってたから捕まったのにな」とツッコミ。
(4幕)
身の回りの物を持って面会に来た奥さんに、自分の番号が「777番」であることを言うと、良い番号でよかったねと言われる。
すると、その場に立ち会っていた警官が話に割り込んできて、「その番号777番ですが、私が選ばさせてもらいました。瀧さんにこれから少しでも運が向いていったらいいなと思いまして。」と突然の告白。
上質な落語のようなクオリティの高いネタと、瀧&卓球のテンポある掛け合いがグルーヴ(高揚感)をアゲ続け、それに乗っかるリスナーは自然とその心地よい渦に身を任せてしまう。
これぞまさにラジオのグルーヴ感、『電波グルーヴ』だ!と唸った次第です。
番組終盤、30年前の自分に何て声かけますか?というパーソナリティへの共通お題に対して「まあ、その」と話し始めた瀧に、「滲み出る角栄」「コンピュータ付きのブルドーザー」「お前の越山会」と突っつく卓球に笑わされながら幸せな2時間は過ぎ去りました。
まだあと数日はradikoタイムフリーで聞くことができますので、未聴の方はぜひ。
最後に。
初めて彼らのユニット名を聞いた後、しばらくの間『電気グループ』だと思っていたこと、恥ずかしくて誰にも言えません。墓まで持って行きます。