妻の側に100%つく 続き3 ~地域と家族構成の文化差

妻の側に100%つくの続き3になります。

今回は、分類した3つのポイントの「1、文化の違い」の①の地域的、家族構成(夫婦の育ってきた環境)の違いと②地域的な慣習に気づかず、無意識に行動もしくは発言しているときについて、あわせて深めていきたい。

結論として、同居している妻のストレス軽減は以下3つが重要となる。
1、家の間取り
2、家以外の場所づくり
3、開示と周囲のサポートの獲得

なぜか説明していきたい。

長くなるが、まずは前提を読んでいただき、ストレス軽減対策を案内したい。

<前提>
バイアスがかかっているかもしれないが、田舎と都会、核家族と2世帯で育った夫婦の違いについて考察していきたい。

田舎と都会で異なる最大のポイントは、やり直せない点になる。
田舎といっても地元でなければ別の土地に引っ越してリセットすればいいのだが、実家に同居となるとそれなりにうまく地域で生き抜いていかねばならない。
これが都会にはない感覚。
個人で繋がっていて、エリアコミュニティーがないため。

ビジネスにおいても特徴が出るが、田舎はマーケットに限りがあり、BtoBでもBtoCでも嫌われたら大変なのでうまくやる処世術が発展する。

暮らしも同じで村のなかでうまくやる。
都会の核家族に生まれ育つと、この辺の塩梅に苦労する傾向がある。
とかく自己主張がはっきりしてしまったり、来訪者との関わりが濃すぎてぎこちなかったりする。
それでストレスを感じてしまう。

自己主張だが、田舎は曖昧だ。
日本のグローバル化の悪い部分を背負っているかのようにフワッとしている。
フワッとしていないと生き残れない。
それはリセットできないからポジションを曖昧にしておくことで自由に生き延びる(そのエリアのなかで)。

最近は薄まってきているが、田舎は土地を捨てるという概念がない。
日本的すぎる部分が文化ギャップを呼び、そもそもの生きにくさを感じる部分になる。

次に核家族の部分は、親類が遠い点と近い点に文化ギャップが生まれる。
親類や薄い知人が隣近所にいて訪ねて来ることに慣れが必要で、どのくらいのパワーで接するかも、田舎のがフワッとしているし、私なんかは気づかないふりを多発するし、罪悪感も薄い。
とにかく訪問客なんぞは適当にあしらっておけばいいのだ。
仕事してても、採用面接とか面談とか人と接するとすごくパワーを使うが、ちょっとした来客もパワー使ってると以外と蓄積する。

回覧板を持ってポストにいれていく人なんてシカトでいいのだ。

そんな些細なこと?と思うかもしれないが、それらの蓄積が影響することを妻との会話から感じた。。
とにかくずっと職場にいる感覚といっていい。
職場も社長やオーナー一族と従業員では居心地は異なるだろう。

さて、ここまで文化差の前提を書いてきたが、ではどんな発言に気を付け、どんな振る舞いをして行くことで妻のストレスを減らし、より良い田舎暮らしをしていくか?になるが、急に田舎のメカニズムに変えて生きて下さいというのは無理な話なので、軽減対策をして、周りのサポートも要請する。

ストレス軽減は以下3つが重要となる。
1、家の間取り
2、家以外の場所づくり
3、開示と周囲のサポートの獲得

1、家の間取りについては、視覚聴覚でストレスを感じない部屋の確保を行う。
建てる前がもっとも良いが、寝室やキッチン横などに外から見えないこちらも外を覗かないちょっとしたワークスペース等を併設してデスクやアイロンスペースなど趣味が出来る部屋があるといいと思う。
特に子育て期に周囲と関わりが多くなると共に、子供達に気を回せる間取りが必要となるため、デザイナーさんや設計士さんに相談するのが良いかもしれない。

残念ながらうちは、そんなこと気にせずにリビングでかく、開放的な窓という全く同居対策をしていない間取りで建ててしまったので、常に外部からの来訪者も家の者の出入りも見える状況になってしまっている。

そんななかでも、今の間取りでいうとどこが落ち着ける場所か?と妻と話し合ったら、外からは見えない2階の寝室となったので、建てた後でも探すことはできる。
まだ出来ていないが、その場所を居心地良くしてあげる努力をしたい。例えば家族写真をたくさん置くという、子供の自己肯定感の情勢にも良く、かつ妻のいたい気持ちをデザインすることを行うなどしたい。

2、家以外の場所づくり
これは、趣味や仕事場を作り、気持ちや五感で感じる物理的な時間を軽減することに繋がる。
同居の対策だけでなく、妻の人生やキャリアについても考えられるため積極的に行いたい。

3、開示と周囲のサポートの獲得
開示は、同居家族や関係家族に、「同居していてつらいことに」ついて、妻の状況や気持ちを開示することで、話し合いをするということである。
これも物理面には影響ないが、状況について理解が得られているという一方的かもしれないが心理的安心を得られるので効果的ではないかと感じている。

この開示の最大の障壁は相手に愚痴や不満と伝わって関係が悪化したらよけい住みづらいという点になる。うちもこれにより開示というか相談が遅れ、状況を放置させてしまった。

では、うちの場合どうなったかというと、ある嫁姑の口論がきっかけで、父である舅も分断的で険悪な対応が始まったので、話し合いに行き、たまたまいた実弟も含めて、実は苦しんでいるということを伝え今に至るが、妻の問題やストレスは軽減したと感じる。
もともとこの地に住んでいた両親にも精神的な負担をかけていて、向こうも色々気を回しているのはわかっているが、がうまく噛み合っていないことを告げたし、その後向こうも気を遣って対応していることも良くわかるので、開示することで関係が悪化せずにいれることを感謝したい。

が、まず現在はということであってどちらかの負担は何処かに歪みを生み出し、何かの現象が起こるというのがこの同居話の全体の主旨なので、気を付けて対応を続けていきたい。

また、私の両親には負担をかけるが、私も結婚式で、病める時も愛し守ることを誓いましたので、ここはよろしくという感じです。

以上、文化差の地域的、育ってきた環境や家族構成の違いのよるもの、そして話し合いをすることのまとめとなる。

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