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実力派の自己受容で大切だと思ったこと

実力派タイプさんとお話しする機会に恵まれ 自分と重ねて 感じたことがあったのでここでまとめてみたい。

好奇心や喜びに向かい続けられる十二単さんや、
信念や感性を軸に自分のペースを崩さず歩んでいけるハイブリッドさんと比べると
「人生の目標」「しあわせの指標」を迷いやすく ブレやすいのが実力派タイプの特性の一つと言えよう。

十二単タイプには生まれ持った「格の高さ」「縁起の良さ」を守るため「快・不快」を感じるセンサーがついている。乳児の泣き声のように 純粋でシンプルだけど人を動かす力を持つエネルギーである。

ハイブリッドタイプには 「信念」「感性」を守るための「YES or NO」を判別するセンサーがついている。説得力のある フラットで軽やかなエネルギーである。

それらに対して 実力派タイプには 「生命の危機」を感じるセンサーがある。命がかかっているため 緊迫感と重みのあるエネルギーである。
※何を隠そう 今回のこの記事、実力派である私が自分の気付きとして書いている為このような切り口で書いているがそこは容赦いただきたい!

「生命の危機」といっても 特に現代の日本に住んでいれば 衣食住の不足により生命の危機に陥ることはほとんどと言っていいほどない。飢え死にすることもなければ 連絡や情報の手段に困ることも少ない。
平和で便利な世の中になった現代日本では 大昔に比べて 身体的に「生命の危機」に直面することは圧倒的に少ないが しかし「人間関係」「心の健康状態」などによる目に見えない問題は複雑化しているとも言える。どんなに豊かで便利な時代でも、「生命の危機」を感じる状態がなくなることはない。

「生命の危機」を感じるポイントは 家族構成論の「循環タイプ」以外の分類が大きく関連する。特に「前者後者」「3タイプ」「役割タイプ」の関連性が高い。タイプによる 「危機感を感じるポイント」を簡単にまとめると以下のようになる。

●前者後者
前者:関係性 立場 評価 に関する危機
後者:世界観 自分の
能力に関する危機
●3タイプ
お花畑:自分自身のケアレスミスや予測不能な自然現象
チワワ:外敵からの攻撃 自分の弱さや隙を見せること
将軍:戦略や判断のミス  情報に不備や相違があること
●役割タイプ
姫:奪われること 負けること
お母ちゃん:弱さを出すこと 迷惑をかけること
ラプンツェル:貢献できないこと 傷つけること

※同じ実力派タイプでも、危機感を感じるポイントが全く違うと 自由で貴族感満開な(失礼!)十二単タイプに見えたり 強い信念と軽やかさを持つハイブリッドタイプに見えることがあるので注意が必要である。

実力派タイプの自己受容は この「生命危機センサー」と「危機感を感じるポイント」をよく知り 理解することから始まるのではないかとわたしは考える。

「自分らしく生きる」「自由に生きる」「信念に従って生きる」 よく目にするそれらの言葉が「幸せの正解」のように思えて
 余裕を持っている自分を演出してみたり 好きだと思うことに取り組んでみたり どこからかそれらしい考えや意見を捻り出してみたり・・・

勇気を出して 刺激的なものに手を出せば 一瞬は自由になれた気がするかもしれない。
自分を変えられた気がするかもしれない。
でも、それでも自由になれないどころか リバウンドで 苦しみを感じてしまうなら それは実力派タイプが 自分の素晴らしい素質を無視して 違うものを目指している可能性がある。

生命の危機は とても怖くて耐え難いものだ。莫大なエネルギーを消費させるものである。しかし、それを感じ取り 耐え忍び 乗り越え 苦しみの中でどうにか生き伸びる 工夫をするのが実力派である。どんな局面においても 何としででも這い上がり 経験と成長を積み上げられるのは 実力派の特性で強みなのだ。

いっけん ブレやすくて 傷つきやすくて 弱く感じるかもしれない。だけど生命力は強い。その生命力を生かして 死なずに生き続けていれば 必ず「自分らしさ」はついてくる。

一生懸命に生きて、目の前のことに取り組み続けていれば 振り返ったとき その道に「信念」と「こだわり」が描かれている。自分にしかできないなにかを成し遂げている。
経験や学びを経て どんなに自分をいい状態に持っていけてたとしても
実力派の青い鳥タイプさん(姫・お母ちゃん)は 劣等感や警戒心で     実力派のラプンツェルタイプさんは 罪悪感と屈辱感で 死ぬほど痛い思いをして転げ回ってしまうことは なくならないのかもしれない。
その性質と装備を「そういうものだ」と理解したとき わたしは いままでになく自分を肯定できたような気がして 不思議な安堵感に包まれた。

自分らしくのびのび生きられなくてもいい。
自由な世界を創造できなくてもいい。
余裕がないままでいい。
必死で一生懸命でいい。
汗まみれ泥まみれでいい。

生きることは苦しくて大変なことだけど、、
「ただ死なずに生き続けること」「 この肉体と魂を生き切ること」
それが わたしの使命で役割のひとつなのだ!

いっけん とてもネガティブに感じる この「受容」が  いつも余裕のない自分に 一筋の光と 小さな余白を生み出した。

地味でカッコ悪くて情けなくても
一生懸命に生ききった その足跡には
たくさんの種が蒔かれ 色とりどりの花が咲き乱れているかもしれない。
つまり、それは 最高に 自由でカッコよくて誇らしい 生き方かもしれないのだ。


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